報告 企業のCSR勉強会

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2017年3月23日(木)14~16時、倉敷市環境学習センターにおいて、企業のCSR勉強会を開催しました。環境学習を通じた人材育成・まちづくりを考える協議会(事務局みずしま財団)として、地域社会の未来をつくるパートナーとして、企業と地域のコミュニケーション力を高めることを目的としたもので、今回が初めての開催となります。

企業市民ワーキンググループのグループリーダー古川明さんに開会のごあいさつをいただきました。

具体的な学習の内容としては、昨年秋に、水島コンビナート企業のCSRの実施状況をアンケート調査させていただいた内容の結果をみずしま財団塩飽が報告しました。

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続いて、講演「企業のCSRの概念と可能性」と題して、企業行動研究センター所長 菱山隆二氏のレクチャーです。

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今回はCSR(企業の社会的責任)を広く、深く考えてみることとし、お話します。

企業は社会的存在であり、社会・環境に責任を負う存在。世のため人のためという企業理念をどの社も持っている。CSRとは本業を生かして持続可能な社会を目指すこと。そのことにより企業自身の価値を高めることにつながる。まずは負の影響をただすこと、そして、社会的課題の解決という2点がある。

企業は現在、ESG(環境・社会・ガバナンス(企業統治))で評価される時代で、国連で「責任投資原則」(2006)で投資分析、意思決定、資金運用など投資家や地域社会へ見える化、適性開示が求められる時代となっている。

企業が直面する重要な3つの社会的責任として、1)人権、2)環境、3)地域社会への参画・社会貢献がある。(この3つを具体的な事例を基にお話されました。)

中小企業にとっては人的資源が少なく、厳しいが経営者自身が参画すればユニークに発展させる可能性があり、意義は大きい。地域社会との良好な関係は仕事や雇用面の重要な基盤となる。共存共栄の実現や、地域社会の多様な価値観、情報・知識、ノウハウが得られる。持続可能は発展を構築することができる。

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具体的な取り組み事例は色々あるが、社会研修にNPOの人を招き、話を聞くのはよい。企業OBが地域で活躍することもよいこと。過去には、日経新聞の「経済教室」に、"企業 NPOなどと連携いそげ"と執筆したことがある。 

CSRの取り組みを進めるためには、NPOなどとの連携をより広げていくことの重要性と、組織を構成する個々人にも社会に対する責任があり、私たち一人一人の志・行動にかかっている、とお話されました。

講演後の質疑応答では、「NPO側の立場として、企業と接点を持ちたいと思っているが、あやしい・・・と思われずに信頼をえられるにはどうしたらよいか?」の問いには、NPOは情報発信を進めるとともに企業側も臆することなく構えていればいいとの回答がありました。日頃からのコミュニケーションも大事とのことです。

今回初めて実施したアンケート調査や、勉強会がコミュニケーションの第一歩になるかな・・と期待して終了となりました。

講師の菱山さん、開会あいさつをご担当いただいた企業市民ワーキンググループ古川明さん、準備にご協力いただいた関係者のみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました。次年度もどのような形の勉強会がよいか考えていきます。

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