MIZUSHIMA PROJECT 環境最先端都市倉敷で環境問題と町並み景観&まちづくりを同時に学ぶみずしまプロジェクト


2010年度環境省事業型NPO・社会的企業中間支援スキーム事業のモデル事業「海外からの
視察受け入れ力アップ計画」で作成、現在のみずしま滞在型環境学習コンソーシアムに展開

みずしまプロジェクトについて

倉敷美観地区
水島コンビナート
公害の患者
ツアーの様子
青い空、海

水島は岡山県倉敷市にあります。

倉敷市と聞いて何を思い浮かべますか?
白壁の町、江戸時代の街並みが残る美観地区のまち。

もちろん、それらはすばらしい価値をもっています。

しかしながら、倉敷市には
瀬戸内海に面した美しい港、
春になると言葉通り一面桃色になる桃畑の広がるまちもあります。

そして、水島には、巨大なコンビナート地帯があります。

日本の産業発展を担い、高度経済成長を推し進めた工業地帯。

だけれども、その陰には
公害により健康な体を奪われた人
快適な生活環境を失った人

そういった被害も発生しているのです。

国の制度で認定された公害患者さんは
水島地域だけで4000人近くも発生しました。
今もなお、呼吸器の病気に苦しむ方はいらっしゃいます。

なぜ、こんな甚大な公害が発生したのか?
同じような被害を二度と起こさないためにはどうしたらいいのか?
よりいい環境にするにはどうしたらいいのか?

そんな思いで、私たちみずしま財団は活動を続けてきました。

その中で、
市民、企業、行政がつながり
さまざまな発見や新しい価値の創造の場面に出会ってきました。

これは、同じような公害地域にも
これから、開発がすすみ被害がでるかもしれない地域にも

なにかのヒントになるのではないか。
ぜひ知ってもらいたい。

と考えるようになりました。

この「みずしまプロジェクト」は

「みずしまの過去を活かして
ずっと環境のよい
しあわせな
まちづくりを目指して」を合言葉に

水島の経験を活かして、世界中から公害のない
皆が健康に幸せに暮らせるようにしていこうという試みです。

そのために
水島の経験、それは、つらい過去も、いま行われている再生も
将来の姿もすべて含めて、お伝えしてくことからはじまるのだろうと思います。

公害患者さんは言います。
「こんな苦しい思いをするのは、自分たちで充分。
子や孫にはこんな思いをさせたくない。
公害のないまちに、子や孫のためにしてかなくては」

それを、世界中で実現するのが「みずしまプロジェクト」なのです。


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みずしま財団 公益財団法人 水島地域環境再生財団
〒712-8034 岡山県倉敷市水島西栄町13-23
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