
アマモは、海の中にはえる草です。
ワカメやコンブのような海藻の仲間ではなく、陸上の稲が海にはいったような植物です。
このアマモのなかまが集まっている場所を「アマモ場」といいます。
このアマモ場は、魚が卵を産んだり、小さな魚が育つ場所としてとても大事な場所で、
「海のゆりかご」ともよばれています。

むかし、岡山県内には、4,200ha(倉敷マスカットスタジアム約2,700個分)を超えるアマモ場がありました。現在では600ha程度にまで減っています。
いま、アマモ場が大事だということが、改めていわれています。再生にむけて、いろいろな団体がとりくみをしています。

倉敷市周辺の海でも、アマモ場が残っています。味野湾や園州・園ヶ瀬といったところです。
こうしたアマモ場を守り、増やしていくことが大事です。
そのためには、みんなも、アマモ場やアマモ場にいる生き物、そして海のことをしっかりと知ることが大事です。