タイトル
小田川流域の魚類と水辺の生物【増補版】
- 発行年月
- 2019年7月
- 著者
- 多賀辰也
- 仕様
- B6版78ページ
- 価格
- 非売品
出版物
環境学習・協働
タイトル
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みずしま財団
公益財団法人 水島地域環境再生財団
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はじめに
平成30年7月豪雨は西日本を中心に各地に甚大な被害を引き起こしました。
被災された皆様や関係者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
私が住む岡山県小田郡矢掛町(やかげちょう)は倉敷市真備町の西側に隣接していて、小田川流域に広がる人口14.266人の町です。
矢掛町でも小田川の堤防が3か所で破堤し、大きな被害が発生しました。私が暮らす矢掛町浅海(あさみ)は矢掛町江良(えら)、矢掛町本堀(もとほり)とあわせて中川地区とよばれ、中川地区にある中川小学校は床上浸水の被害を受け、児童は近隣の小学校に通って授業を受けました。子供たちが校舎に戻ってきたのは、災害が発生してから6か月後のことでした。
私はこのたびの豪雨災害を機に、小田川流域の魚類と水辺の生物および内水面漁労習俗について多くの方に知っていただきたく、小冊子にまとめることにしました。掲載した魚の多くは、自分が住む矢掛町で採集・撮影したものです。内水面漁労については私自身が経験したことをもとに構成しましたので、この地域での一般的なものとなっていないかもしれません。掲載した内容が一部の地域に偏っていますので、この冊子をご覧になった方々からご助言や情報をいただいて、改訂していきたいと思います。