11月29日(水)、第3回目となる「企業のCSR勉強会」を開催しました。

参加者は、38名(岡山大学グローバル・パートナーズ留学生24名(教員1名)、一般参参加者:5名 、萩原工業(株):6名、みずしま財団スタッフ:3名)でした。

今回は、「企業の現場を見に行こう&留学生との交流」をテーマに、萩原工業(株)の工場見学をした後、留学生と参加者、萩原工業(株)の社員との意見交流を行いました。

企業市民ワーキンググループの古川明氏から、開会挨拶のあと、みずしま財団塩飽が勉強会の目的と行程を紹介しました。

まず、萩原邦章会長の講演があり、萩原工業の大事にしている思想(企業の理念・社是)から企業の社会的責任、会長の人生哲学といったところまでお話をいただきました。企業の生かされている存在意義、人々の必要(Need)から要望(Want)最後には、心の中の潜在的利便性(Benefit)を考えて、製品をつくり、仕事をしていくことといったお話など、勉強になりました。

その後、バスで萩原工業に移動し、取締役吉田淳一氏の案内で工場見学をしました。 機械や生産工程だけでなく、掲示物「気が付いたらすぐに話し合おう」や、改善提案の企画書(評価付き)、始業すぐの清掃の様子、だれでも発注ラインが分かる在庫管理など、企業理念の実現に向けた具体的な取組みを見ることができました。

見学の後に、ファシリテーターの栗本知子さん(あおぞら財団)が進行し、グループで話し合いを行いました。6つのグループに分かれて、印象をキーワード化して感想を述べ合いました。その中では、織、変革、文化、感恩、責任、返、継続、などのキーワードが出されていました。

参加者からは、「視野を広げることができた」「工場の製品や理念を身近に感じることができた」との感想がありました。 萩原工業の社員も参加することで、お互いに刺激になったようでした。

CSRをテーマに、企業と地域とのコミュニケーションを深めていけるよう、今後も勉強会を継続していきたいと思います。