皆さんこんにちは。理事・研究員の塩飽です。
8月21日(月)に「水島コンビナートをもっと知ろう! 環境学習ツアー」を開催しました。
本ツアーは、環境学習を通じた人材育成・まちづくりを考える協議会(事務局:みずしま財団)の 主催で、倉敷市環境学習センター登録団体連携事業として、エコサマースクールの一環として開催しました。
水島コンビナートにおける生産の現場と環境に配慮した廃棄物処理の現場を見に行くことで、子どもたちがコンビナートと自分たちの暮らしとのつながりを実感することを目的に開催しました。
当日は、倉敷市内の親子14組、35名(子ども21名)の参加がありました。
まずは、倉敷市環境学習センターで開会式を行いました。
環境学習センターでは、協働による学びを通じた地域づくりの取り組みの説明と、倉敷市の環境行政についてのお話がありました。
その後、バスに乗ってJFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区)に移動し、工場見学を行いました。 鉄ができるまでをわかりやすく解説したビデオを見て、実際に高炉から鉄が生み出されるところや厚板工場で、真っ赤な鉄の塊がローラーを通ってみるみる引き伸ばされていく様子などを見学しました。
見学の中では、工場で使用する水の97%が再利用であること、大気汚染対策で樹木が植えられていることなど環境対策の取り組みも紹介いただきました。
JFEスチールでお昼を食べた後は、(公財)岡山県環境保全事業団水島処分場の見学を行いました。
中平徹也氏(津山圏域クリーンセンター所長)に解説をしていただき、瀬戸内海を汚さないために配慮された処分場のしくみや、処分場があることでコンビナートが発展してきたことなどお話しいただきました。
最後に、埋め立てが修了した跡地に造られたゴルフ場も見学し、処分場が緑に覆われ、活用されている様子を実感することができました。
参加者からは、普段見れない工場の中を見れたり、製造現場の迫力に驚いたという声とともに、本ツアーを通じて子どもさんの環境への意識が変わるのではないかという感想をいただきました。
暑い中ではありましたが、参加した皆さん、ご協力をいただいた関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。