「5月28日開催:倉敷古城池高校生との通生海岸での調査を無事終了しました!」
5月28日、古城池高校の高校生の児島通生海岸での調査を支援しました。
児島通生海岸は児島にある貴重な自然海岸で、干潟や海草類など生物によい環境が残された貴重な場所です。
その児島通生海岸に到着したとき、先に海岸に来ていた古城池高校の皆さんは一定区間内のウミニナとホソウミニナの個体数調査を始めていました。
一メートル四方ごとに区切った区間内のウミニナを、砂利の下にもぐっている個体も含めて全て手作業で集めていきます。
ウミニナとホソウミニナの見分け方を専門の先生方から教わり、それぞれのトレイを囲んで仕分けていきました。
その中で、高校生からは「しゃがんだまま作業するのは辛い」「ウミニナとホソウミニナを見分けるのが大変」「調査や実験の下準備が苦労を伴う作業だということが分かった」など、たくさんの声を聞くことが出来ました。
古城池高校の皆さんも、生物調査を実際に行うことで、その調査の背景にある作業の大変さを実感できたようです。
その後、ゴミ調査、干潟の調査、潮だまりの調査の3グループに分かれて調査を進めました。
また、干潟ではボウリング調査も行っており、高校生たちもボウリング調査の器具に興味を持っていました。
調査結果
ゴミ調査:レジンペレット13個 肥料殻35個 人工芝のかけら2個 ひも1個 発泡スチロール56個 その他44個で、マイクロプラスチックの総重量1.28gという結果になり、普段より多くのマイクロプラスチックが見つかりました。
干潟の調査:クモヒトデ、タマシキゴカイ、アナジャコ、イシガニ、ツバサゴカイ、テッポウエビ、ウミニナ、ホソウミニナ
潮だまり:ヒライソガニ、ミズクラゲ、ナベカ、タケノコメバル、ゴクラクハゼ、タテジマイソギンチャク、ミミズハゼ、カンザシゴカイ、ツメタガイの卵、ヨロイイソギンチャク
参加した古城池高校の皆さんも、調査を通してたくさんの発見があったようで楽しんでくれていました。
天気も良く、無事調査を終えることが出来てよかったです!
みずしま財団 学生ボランティアスタッフ 岡山大学経済学部2年 赤木陽一