こんにちは。理事・研究員の塩飽です。
平成21年度から実施している川崎医科大学の医学・医療ユニット科目の見学実習受入の
第1回目を4月6日(水)に実施しました。
内容は、水島をバスで巡り、鴨ヶ辻山の展望台から水島を眺望しながら、
地域開発と公害の歴史の概要を解説します。
展望台では、ちょうど桜が春の風に吹かれて桜吹雪のように舞い、
とてもいい雰囲気の中でお話しすることができました。
その後、あさがお会館で公害患者さんとの懇談、公害医療に携わった医師によるお話を
通じて、患者さんの生活背景も考えながら治療にあたることの大切さや
患者さんに寄り添う姿勢などについて学んでいただきました。
今年は、この後、4月20日、5月18日、6月8日、22日の計5回実施します。
毎回、公害患者さんのお話しや里見和彦水島協同病院院長のお話しは、
普段なかなかできない体験ということで皆さん真剣に聞き入っています。
本実習を通じて学んだ医学生さんが、患者さんやその背景にある地域との関わりに向き合って
治療に取り組むお医者さんになってくれることを願っています。
公害患者さんによるお話の様子
水島協同病院院長 里見和彦氏によるお話の様子