皆さんこんにちは。理事・研究員の塩飽です。

10月30日(金)さくらサイエンス研修として、中国の高校生(11名)の研修受け入れを行いました。

これは、「さくらサイエンス」という文科省の取り組みの一環で、岡山大学が受け入れ、8日間の行程で行われるものです。そのうちの1日をみずしま財団が担当させていただきました。

今回の研修は、すべて英語ということで、元岡山理科大学教授井上堅太郎先生に通訳・解説でご協力をいただきました。

鴨が辻山の展望台では、水島地域を眺望し、開発の歴史と大気汚染公害についてレクチャーをしました。

その後、JFEスチール(株)西日本製鉄所の工場見学し、生産の現場の迫力や、その中での環境対策などを学びました。

昼食は、ミルクラウンでカレーランチ。

午後は、倉敷市環境学習センターで英語版「MIZUSHIMA」のビデオを視聴し、その後環境監視センターの平子所長の解説で大気や水質の測定の様子などを見学しました。理系の生徒さんということで、分析機器には興味津々の様子でした。

この研修では、中国でも問題となっている大気汚染の先行事例ともいえる水島の経験とそれを乗り越える様々な分野の人々の努力を学んでもらえたのではないかと思います。
ぜひ、今回の経験を自分たちの将来に活かしてほしいと伝えました。