皆さんこんにちは。研究員の塩飽です。

9月15日(火)、佐賀市立成章中学校の修学旅行(3年生)の受け入れを水島で行いました。

これまで、大学生や社会人の研修受入はありましたが、中学校の修学旅行での
環境学習としての受け入れは初めてとなります。

現在水島では、「世界一の環境学習のまち みずしま」を目指した取組みで、
地域の様々な主体と連携して若者の学びを支援する体制づくりを進めており、
今回は、倉敷市環境学習センター、JFEスチール(株)西日本製鉄所の
ご協力をいただきました。

生徒163名、教員12名ということで、JR岡山駅からバス4台に分乗して水島に向かいました。

それぞれのバスには、みずしま財団のスタッフが講師として同乗し、
水島の地域開発と公害の歴史などについてレクチャーを行いました。

水島での体験学習は、JFEスチール(株)西日本製鉄所の工場見学のグループと
倉敷市環境学習センターで公害患者さんのお話と行政の環境監視の取り組みについて
学ぶグループに分かれ、それを入れ替える形で行いました。

JFEスチールでは、生産の現場の迫力に驚いた様子でした。

倉敷市環境学習センターでの公害患者さんのお話しでは、公害被害の実態、
きれいな空気を取り戻すための運動などのお話しに熱心に聞き入っていました。
最後に、水島の経験を中学生の皆さんの創る未来に活かしていってもらいたい
とお話をして終了しました。

中学生たちは、それぞれの体験に高い関心を持って話を聞いてくれており、
初めての修学旅行受入は、短時間ではありましたが、充実した学びになったのでは
ないかと思います。