みずしま財団事務局の藤原です。
2015年1月25日日曜日、倉敷市環境学習センターで、
38名の参加者があつまり、
熱気あふれる会となる地域報告会を開催しました。
(写真:全員参加型ディスカッションの一場面)

◆地域報告会 みんなでつくろう!世界一の環境学習のまち みずしま◆
~持続可能な地域づくりと人材育成を考える~
開会あいさつ:みずしま財団専務理事太田映知
「環境学習を通じた人材育成・まちづくりを考える協議会」を2013年からスタートしました。
企業・行政・住民・NPOがひとつのテーブルにつき、未来を語り合う、画期的な協議会。
環境省の協働取組として、設定し、みずしま財団が事務局を担いました。

活動報告 本事業の内容 塩飽敏史みずしま財団理事・研究員
今年のとりくみをテーマ別に報告しました。
(テーマ)
◆協働の土台を固める
◆対話を進める
◆若者が学ぶ地域の確立
商店街や臨海鉄道を使った作品展示など、
具体的なとりくみを通じて、取り組みを地域へ広げていることを報告しました。
企業・行政・住民・NPOのそれぞれの力を活かして、学習資源をつなぎ、
学びを提供していく。この新しい学びしくみが、水島の特徴です。

特別報告:水島で得られた実践知(自ら体験し、考える能力)
岡山大学地域総合研究センター非常勤研究員鷹野郁子さん
岡山大学で今年度始まった、実践型社会連携授業「倉敷市水島から学ぶ地域社会と環境」
前期15コマ、毎週金曜日の授業です。
大学生たちが、座学とフィールドワークで学んだことを詳細に報告いただきました。
次年度(H27年度)も継続が決定
全員参加型ディスカッション 持続可能な地域づくりと人材育成
4人がひとつのグループになってディスカッションをしました。
協議会メンバーは前に並んでいただき、同じ内容について回答
ディスカッションの内容
◆自己紹介
出身地や今取り組んでいることなどを紙に書いてからグループで話し合い。
◆私が思う水島地域の特徴とは?
・工場が多い。
・懐かしい街並みと無機質な存在のコントラスト・共存。
・新しい生活、流域を考え行動していくチャレンジのまち。
フロアーからは「水島という地域のなりたちは当時軍需工場だった三菱の社宅で形成されたまち。航空機の地下工場もあり在日コリアンが集結させられた。戦争・平和の視点、地域づくりの視点を忘れてはいけない」という発言もありました。
◆水島だからできる「環境学習」とは?
・対比:大規模なコンビナートと住民の暮らしぶり
・ともにとりくむということ
・両面が学べる
・コンビナートと住宅が共存するための学びづくり
・水素社会のデザイン
◆期待したい「人材」とは?
・人材は地域(地元から)祭りをヒントに。
・いろんな人、思いが同じ方向にある人。
・能動的に考えて垣根を軽く飛び越えられる人。
・流域の未来と向き合って協働して地域を創る。
◆この協議会を発展させていくために私が貢献できそうなことは?
フロアーからの発言
「水島では生き物に直接触れることのできる場所もある。子どもたちが小さなころからそういう自然体験が必要。大学生として体験学習の協力をしていきたい。」
土地の力、自然の力、技術の力、人の力、いろんな力を合わせ、
新しい学びを提供し、次世代を育てていく。
この水島の動きを呼びかけるツール・仕組みができました。
パンフレットは加筆・修正を加えて印刷、ホームページは2月末にはお披露目します。
(参加者の声)
・「開発」とは何か、を江戸期から未来まで学べる場所なので期待しています。今後とも連携よろしく。
・和気あいあいとした雰囲気で行われ、かたい会場にならなかったことが良かったと思います。
・水島についていろいろと知れた、内外問わず、いろんな人に聞いてもらいたい。
・沢山の収穫があった会だと感じました。これをもっと市民をはじめ多くの人に知ってほしいと思います。
環境省 地域活性化を担う協働取組加速化事業として開催しました。