倉敷の新たな魅力である、「くらしき百景」を自転車で訪ねながら、
エコな交通について考えるプロジェクトの第8回、
「自転車で倉敷のいいところを探しに行こう!」
(主催:倉敷・総社温暖化対策協議会交通システムグループ、みずしま財団)を、
6月28日(土)に開催しました。
梅雨の時期で天候が少し心配されましたが、何とか天候も回復し、無事開催することができました。
当日は、子どもさん1名を含む7名の参加者(スタッフ含む)でした。
本イベントを通じて、自転車というエコな交通を見直し、観光面でも
自動車交通から自転車や公共交通へのシフトを促すことを目的に開催しています。
今回は、倉敷美観地区~藤戸寺までの往復15.1㎞ということで、
自家用車だと2.6kg/1名、7名の参加者で約18.2㎏のCO2排出量を
ゼロにすることができた計算になります。
(※交通エコロジー・モビリティ財団資料より)
まず、倉敷公民館で開会です。
交通システムグループリーダーの文箭誠さんから挨拶があり、
その後スケジュールや注意事項の説明を行いました。
最初は、「くらしき百景第74景」である楠戸家住宅に寄りました。
当日は、お隣の町家トラストで朝市をされており、トラストの中村泰典さんが、
旧街道や町家のつくりなどについて詳しく解説してくださいました。
そこから「くらしき百景第75景」の倉敷川沿いを下っていき、「くらしき百景第25景」藤戸寺に到着しました。
沙羅の花の見ごろは少し過ぎていたようですが、数輪の白い可憐な花を見ることができました。
藤戸寺では、今回新たな試みである、スケッチを行いました。
これは、スケッチをすることによって、後々見かえした時に、その時に印象に残ったものを
より思い出しやすくなるという思い出づくりのツールとして取り組んだものです。
皆さんそれぞれ興味を持った場所で、熱心にスケッチをされていました。
その後、藤戸まんじゅう、「くらしき百景第34景」天城協会に立ち寄り、
倉敷公民館に帰りました。
倉敷公民館では、スケッチの講評と、振り返りとまとめをして終了。
参加者からは、まちの再生の話がよかったという声や、何十年ぶりに
スケッチをしたという方も楽しんで描くことができたと感想をいただきました。
楽しみながら、エコな交通について考える本イベント、
次回は秋頃に開催の予定です。