COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんを
地域で予防と早期発見ができるように情報交換をしています。
呼吸器患者教室のお誘いをうけ、参加してきました。
体験レポートをお伝えします。
今回は倉敷第一病院です。
呼吸器患者教室 室内運動会へようこそ
(第5回呼吸器患者会「呼吸リハビリテーション」)
日時:平成26521日(水)1415
場所:倉敷第一病院 北館6階 ISAMホール
参加者:呼吸器疾患のある方、ご家族の方 

【内容】

  1. 開会の言葉(原先生)
  2. 呼吸リハビリテーションについての講義(理学療法士藤原先生)
※ 呼吸リハビリテーションとは
 呼吸器の病気によって生じた障害を持つ患者に対して、可能な限り機能回復、あるいは維持させ、これにより患者自身が自立できるように継続的に支援していくための医療である。
   COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
 有害粒子の吸入により気道炎症や肺胞破壊を発症。慢性(進行性)の気流障害による呼吸困難(息切れ)が生活に制限を与える。
※   呼吸困難(息切れ)の悪循環
 呼吸困難(息切れ)のため活動量が低下。活動量の低下が食欲不振を招き栄養不足となる。活動量の低下と栄養不足により身体機能(筋肉量など)の失調・低下が引き起こされ、呼吸困難(息切れ)を増悪させる。
・ 呼吸リハビリテーションの効果
 2011年に上海の同済病院で藤原先生が行った呼吸リハビリテーションの効果を紹介
  1. 筋力トレーニング
※ セラバンドを使っての運動(腕上げと股外開き)
※ ボール運び
参加者が4班に分かれて1列に椅子に腰かけ、前から後ろ、後ろから前へと頭の上でボールの受け渡しをする。
※ 空き缶運び
3つの空き缶を両足でつまんで箱に入れるゲーム。ボール運びと同チームでのリレー形式で行う。ボール運び・空き缶運びは運動会と称してチーム対抗戦で行われた。
  1. 栄養の話(ゼリー飲料の試食と紹介)
  2. 運動会の結果発表と賞品贈呈、閉会の言葉(中村看護部長)
【感想】同じグループの方の感想から
初回から参加していてこれまでは講義だけだったので、運動があったことが良かった。
栄養の話は時間的に不十分だった。
セラバンド・お茶・ゼリー飲料・賞品と参加費無料なのにいろいろなものがもらえた。
看護師が明るく楽しい雰囲気だった。大勢で行う運動は楽しい。
病気があっても安心して参加できる。
室内での運動会は初めての試みだったそうですが、楽しく運動が取り組めていました。
セラバンドのことを初めて知りました。
今後もさまざまな場所で、呼吸器患者さんが楽しく、呼吸リハにとりくめる機会が増えていくとよいですね。