2013年6月21日(金)川崎医療福祉大の医療福祉デザイン学科に、
非常勤講師としてお話しに行ってきました。
生活環境デザイン論「人を取り囲む環境」という授業です。
デザインを学ぶ学生さんにとって、
・デザインの可能性
・デザインに必要な力
を考えてもらう題材として、水島の経験をお話ししました。
いわゆる
「もの・空間のデザイン」
だけでなく、
「地域の未来・環境再生のデザイン」
や、
「つながり・関係性のデザイン」
も含めて、「幸せに暮らせる社会」づくりにむけて、
漠然とした思い(自分・他の人)を形にしていくために、
みんなの持っているデザインの力を発揮して欲しい。
そのためには、
共感できるハート(他者の喜び・悲しみ・苦しみ)
想像するアタマ(次の次まで想定する)
そのうえでの、技術・テクニック
と、お話ししました。
このあとに、
『公害は終わったのか 1~4章』を見ていただきました。
そして、パンフレット「501人」の命から
公害被害者の医療福祉のために~公害死亡患者遡及調査報告書~
を引用して、お話ししました。
リアクションペーパーには、
「地域再生などのデザインについてあまり考えたことがなかったのですがそういうのもすごく大切だなと感じました」
「思いを形にするという言葉がとても好きなので将来ずっとそのことを忘れないでおきたいなと思いました」
「公害死亡患者遡及調査の冊子のインパクトがなんだかすごいと思いました。ただ普通に生活しているだけで健康被害を受けることの怖さはとても大きいなと思いました。」
「他人事とはおもわずにどんどん関わって知っていけたらと思います」
「公害というものは自分の身近なところにあるという意識をこれからもっと高めていこうと思いました」
「いろいろなデザインにつなげて考えていくことを私も頑張りたいです」
13人の学生さんがしっかり受け取ってくれたことをとても嬉しく思いました。
                                    (藤原園子)
次回は、7月12日(金)
こんどはフードマイレージ買いものゲーム体験です。