環境審議会
いよいよ6月ですね。先週の「エコラボ」では、難波田研究員が6月の環境月間について、お話しましたが、今週は、倉敷市の環境審議会のお話しをしました。
環境審議会とは?
日本における環境政策は、昭和42年の公害対策基本法、昭和47年の自然環境保全法を基本として公害問題や自然環境保護に取り組まれてきました。それが、平成5年11月に環境基本法が施行され、公害対策基本法は廃止、自然環境保全法は一部改正となりました。それにあわせて、倉敷市では、公害対策審議会と自然環境保全審議会という2つの審議会があったのですが、これが環境審議会に統合され、そこで各種環境問題について調査、審議を行われることになりました。
その後、平成12年には倉敷市環境基本計画が策定され、その実現に向けて広く環境問題について審議がされています。
環境審議委員の定数は20名となっていて、その任期は、2年となっていまして、今年改選が行われました。
この環境審議会の中に公募委員という、市の募集に自ら手を上げた人が含まれています。公募委員の定員は4名なのですが、実は、私がこの度その公募委員の一人として選ばれました。
環境審議会の開催
その第1回環境審議会が、先日6月1日(金)に開催されまして、出席してきました。
当日の議題としては、まず会長と副会長を選出しました。
その後、「倉敷市環境基本計画改定について」、「倉敷市地球温暖化防止活動実行計画について」、「倉敷市自然環境保全実施計画について」、そして「倉敷市緑の基本計画について」説明があり、それぞれ審議委員から質疑や意見が出されていました。
中でも、皆さんの関心が高かったのは、やはり地球温暖化防止活動実行計画でした。これは市役所やその関係施設からのCO2排出量を平成22年度までに平成17年度比で7%削減する計画だそうです。
これに対して、審議委員からは、自分たちの経験などから、太陽光発電設置への補助が低いのではないかといった意見や、市民意識の啓発の大切さ、コンビナートからの排出量も考えるべきという意見が出されていました。
面白いというか、初めて知ったのですが、倉敷市ではCO2の排出量の測定は、平成11年度から行われていて、京都議定書で基準年度とされている1990年度、つまり平成2年度の排出量というのは分からないそうです。
これらの議事録は、倉敷市のHPに掲載されますので、関心のある方は、ぜひご覧ください。先日の分は、掲載までもう少しかかると思いますが・・・
今後は、年2回程度審議会は開催されますので、それに参加をして、いろいろと意見を出していくことになると思います。
少しでも、倉敷市の環境を良くするためのお役に立てるよう、がんばっていきたいと思います。
しわく