みずしま財団も参加しているおかやま環境ネットワーク・自然環境部会の主催で「第4回おかやま環境シンポジウム」が1月26日(土)にオルガで開催されました。
今回は、廃棄物問題をテーマとしており、中嶋信徳島大学名誉教授による基調講演の後、岡山市御津地区での産廃処分場建設問題や海ごみの問題、企業によるカーボンフットプリントの取り組みなど幅広い報告が行われました。
特に中嶋先生の講演は、東日本大震災で発生した震災がれきの問題から見えてくる、現在の日本の社会・経済システムの問題点についてのお話や持続可能な発展(SD)に向けての提案など興味深いものでした。
中嶋信徳島大学名誉教授
私は、2010年度に行った「高梁川流域における海ごみ対策基礎調査」(備中県民局委託事業)に基づいた報告を行いました。
塩飽による報告の様子
基調講演・各報告の後は、参加者との意見交換があり、「大量廃棄が前提の社会をどう変えていくか」、「SDに向けて地域づくりの担い手をどう育てていくか」といった多数の質問があり、参加者の関心の高さがうかがわれました。
自然環境部会では、シンポジウムの議論を踏まえて、今後も岡山県内の環境問題について取り組んでいくつもりです。
毎月1回の例会を行っており、どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。