1月18日(金)に実施した、岡山大学キャンパスアジア まちなかキャンパス(第3弾)のご報告です。
今回のテーマは、「幸せな発展とは~高度経済成長が伝統的な暮らしに与えた影響~」として、水島の呼松・松江地区と倉敷の伝統的な町家を巡り、「対話の時間」としてグループワークを行いました。

午前9時に岡山大学を出発して、一路水島・呼松地区へ

かつて漁業で栄えた町の名残と、水島コンビナートの開発によって、地域がどのように変化したのかを学びました。

呼松漁港(かつては目の前に海が広がっていた)

 

往時の名残を残す呼松郵便局

 松江地区は、果樹栽培など農業の盛んな地域でしたが、周りを工場に囲まれて生活の変化と、倉敷市の大気汚染測定所を実際に見学しました。

水島地域では、昔ながらの地域の生活が、コンビナートの建設とそれに伴う社会の発展によってどのように変わっていったのかを、実際に町を歩きながら見学してもらいました。

その後、NPO法人倉敷町家トラストに移動し、元気屋さんの昼食を食べて、地産地消の取り組みについて美味しく学びました。

午後からは、理事の中村泰典さんに「まちに灯りをともすとりくみ」と題してお話をしていただきました。

お話を伺った後、実際に倉敷の伝統的建造物群保存地区を、その現状と課題について中村さんから解説を聞きながら散策しました。

伝建地区を眺めながらの解説

最後は、倉敷物語館で対話の時間。
皆さん今日1日の学びを元に、それぞれテーマを決めて熱心に議論を行い、グループごとに発表を行いました。

グループワークの様子

 各グループのテーマは、
①調和とプライド
②経済文化と伝統文化のバランス
③文化を守る心を伝える。

それぞれ学生さんらしいユニークな視点で1日の学びをまとめられており、我々にも新たな発見がありました。

キャンパスアジアプログラムリーダー田口先生による総括

今年度の倉敷・水島での研修は、これで終了で、今後はとりまとめをされるということで、今回の企画で、日中韓の学生さんが学びをどのように活かしていかれるかが楽しみです。