12月13日(木)に岡山大学国際センターキャンパスアジアの「まちなかキャンパス」第2弾、みずしま見学「環境再生の視点から地域開発を学ぶ」の視察受け入れを行いました。

参加者は、学生・留学生19名、教員4名の23名でした。

これは、日中韓の3カ国の学生・留学生が東アジアに共通の課題を共有して、連帯感をもって取り組む意識を育てることを目的としたプログラムの一環として開催されたものです。
水島地域では、今回のコンビナートと瀬戸内海を学ぶツアーと、倉敷の町家について学ぶツアーの2回開催されます。

当日は、岡山大学に集合し、水島への移動のバスの中で、ビデオ「ひとりからはじまる~海底ごみをめぐる協働~」を視聴した後、水島の概要について私が説明をしました。

鷲羽山スカイラインから鴨ヶ辻山の展望台にのぼり、水島の地形的特徴、工場と市街地の配置・近さなどを実感しました。

JFEスチール株式会社西日本製鉄所では、世界有数の規模を誇る工場と企業による環境への取り組みなどを学びました。

JFEスチール見学センター S所長による解説

工場見学の後は、倉敷市環境学習センターに移動
そこで、地元の食材を活かしたお弁当を食べ、地産地消について説明をしました。

玄米食堂元気屋さんのお弁当

環境学習センターでは、倉敷における大気汚染公害の歴史の概要とそれをなくすための行政や企業の取り組みについて説明を聞きました。

 

倉敷市公害患者と家族の会 太田会長

これまで見てきたことを元に、「東アジアにおける共生社会の創生」をテーマにグループディスカッション
皆さん、熱心に議論をしていました。

その後、船で水島コンビナートから瀬戸内海をクルーズする予定だったのですが、手違いにより急遽予定を変更してバスで与島へ

与島では、瀬戸内海の環境や海底ごみの問題などについて解説を行いました。

グループワークでは、留学生さんは水島の経験を学び、それを自分達の国の状況と照らし合わせて考えていたようです。

少し予定を変更したところなどありましたが、参加した留学生・学生さんは、非常に熱心に話を聞いていただき、活発な意見交換が行われてしました。
今回のツアーが東アジアにおける環境問題への日中韓を中心とした国々の連携のきっかけとなるような機会になったなら幸いです。

次回は、町家トラストを中心としたツアー。
どんな学びになるか、今から楽しみです。