本日(11月20日)は、吉備国際大学「自然環境保全論」学外実習の受け入れを行いました。

参加者は、23名(教員2名を含む)でした。

朝8時に高梁の大学を出発して、倉敷駅からの参加者と一緒に私も倉敷から合流しました。
まず、鴨ヶ辻山の展望台までの間に、水島の成り立ちや、公害問題について簡単にレクチャー。
山の上からは、工場と市街地の位置関係、公害問題と地形とのかかわり、集合高煙突などについて説明。
松江地区では、バスを降りて松江の大気測定所や、工場に囲まれた集落を、歩いて実感してもらいました。
その後、環境監視センターの見学を行い、環境学習センターについて岡本所長から解説していただきました。

最後に、公害患者さんのお話を伺いましたが、時々咳き込みながらも公害被害の実態、大変だった裁判についてお話しする患者さんの様子に、皆さん熱心に聞き入っていました。

今回は、普段バスで通過する松江地区の散策を行い、工場と住宅地の近さを体感し、患者さんのお話と合わせて、公害というものをより実感してもらえたのではないかと思います。