10月4日は、「都市の日」だそうですが、みなさんはご存知でしょうか。
景観計画作っている倉敷市は、昨年も、今年も、同じ10月4日に、「景観フォーラム」を開催しています。
友人の恩師、久先生が来られるので、今年もまた参加してきました。
基調講演:久 隆浩さん(近畿大学理工学部教授)
「景観まちづくりは楽しいコミュニティづくり」
パネルディスカッション「はじめよう!みんなで楽しい景観まちづくり」
コーディネーター 久 隆浩さん
パネリスト 熊沢貴之さん(岡山県立大学デザイン学部講師)
仁科美穂子さん(NPO法人町家トラスト理事)
寺西章江さん(大阪市 にぎわい堂代表)
小河原千晶さん(倉敷市景観計画策定委員会市民公募委員)
景観計画の素案発表もありましたが、総論発表でした。
なるほどと思ったのが、以下の2点
*合意形成に固執することなく、交流の場から始めるまちづくりがいいのでは?
*景観保全は私権を制限するので、下地・基盤(まちづくり・コミュニティ)がないと難しい
パネリストの寺西さんの「にぎわい堂」の事例は面白かったです!
つづきは以下に・・・
*にぎわい堂
大阪の空堀(からほり)という心斎橋からちょっと離れたところ。商店街が盛んだけど、町家が壊されてどんどんマンション・ビルが建っている。そこに、私費を投じて、だれもが利用できる「公」空間をつくったのが寺西さん。この方を紹介した記事に「仕切りはしないがいつもそばに立ち会って、場をあたためている。そういうつなぎ手の存在が、場所の自由度や創造性を高めていく」とありました。話してみたいな〜と思う印象の方でした。
*生活景について
生活景(ふつうのまちの普通の景観)を高めることも求められている!どんな地域にしていくか合意がとりにくい!
*合意形成について
合意形成のために、まちづくりがストップ。よくあることらしい。完全な合意ではなく、理解と寛容があれば、いいのでは?と見方を変える発想も必要とのこと。