今回は、水島の話ではなく、京都の話です。
たまたま、13日、日曜日に京都にいました。
夕方、地下鉄の四条駅周辺を歩いていると、パトカーがとまり、やけににぎやか。
なにか、事故か事件でもあったのか?と思っていると、そうではなく、交通規制がおこなわれていました。
よく見ると、社会実験と書いてある。
歩行者優先のまちの実現に向けた「トランジットモール」の社会実験なんだそうです。
トランジットモールとは、一般の車両通行を抑制し、歩行者専用の空間とし、バス、路面電車等、公共交通機関だけが通行できるようにした街路のことだそうで、欧米の都市では広く実施されています。
今回は、京都のメインストリートである四条通を公共交通と歩行者だけに開放し、マイカーを締め出す実験で、12〜14日の3日間おこなわれたようです。
ちょうど、その最終日に遭遇しました。
気になったので、京都市のHPをみると
この実験は、京都市の交通政策の1つ「歩いて楽しいまちなか戦略」の効果と課題を検証し,将来のまちづくりに向けた具体的な議論を深めるためにおこなわれたものだそうです。
「歩いて楽しいまちなか戦略」とは、
市内有数の繁華街と京町家などの伝統的な町並みが共存する「歴史的都心地区」(四条通・河原町通・御池通・烏丸通に囲まれた地区)において,自動車中心から徒歩と公共交通優先の「歩いて楽しいまち」を実現することで,住民や買い物客,観光客の皆さんが安心安全に暮らせ,まちの魅力を楽しめるまちづくりを目指すものです。検討においては,地元住民や商業関係者の皆様,関係機関(学識経験者,交通事業者,警察など)
で構成する協議会及び幹事会を設置し,住民と行政のパートーナーシップで,「歩いて楽しいまちづくり」を進めています。
と、あります。
これだけ大がかりな実験はあまり他に例がないようです。
ちなみに、今回、通れるのは、バスとタクシーだけで、他の一般車両は通行不可ということでしたが(自転車も降りて歩く)、大して車が減っているなという印象はありませんでした。
たぶん、普段の四条通の混み具合を知らないからだとは思いますが、タクシーが異様に多いということもいえるのではないかなとも思います。
マイカーを除いても、バスやタクシーの数が多いとなると、そのあたりでの、歩行者への安全面などが課題になってくるのかなとも感じました。
たまたま、通りかかって、知ったのですが、今後の様子もみていきたいです。
また情報など、お寄せください。
ちなみに、ずいぶん昔(1999年)に岡山市でも、トランジットモールの実験したことがあったみたいですね。
オムニバスタウン都市としての指定もうけているんですね。知りませんでした。
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