夏休みもいよいよ後半にかかった8月25日(土)、海辺のエコしらべを開催しました。

当日も、この夏を象徴するようないいお天気の中、15名(子ども4名、スタッフ含む)の参加で行いました。

まず、環境学習センターエコライブラリーに集合して、環境学習センターについてのお話、当日の調査の流れと、海岸生物調査の趣旨などについてのお話がありました。

環瀬戸内海会議松本氏による海岸生物調査の説明

その後、各自の車に乗って、まずは児島通生海岸に移動しました。

通生海岸では、「高梁川流域のエコ指標」を使っての海岸観察(スケッチ)の後、みんなで指標生物のイボニシ・カメノテを探しました。同時に、参加者のお1人に、カウンターを使ってカメノテの数を数えていただきました。
結果、イボニシは651固体、カメノテは128固体が確認されました。カメノテは、昨年より増加していましたが、イボニシは昨年から半減しており、通生海岸も安定しているわけではないのかなと思いました。

海岸生物調査のようす

その後は、グループに分かれての生きもの観察を行い、イソガニやハゼの仲間、各種の貝類などが見つかっていました。
見つかった生きものについては、講師の先生方に詳しく解説をしていただき、参加者は興味深そうに聞き入っていました。

続いて、高梁川河口干潟に移動して、同様に海岸の観察、生きもの観察をしましたが、海岸生物調査の指標生物であるイボニシ・カメノテ・アサリは見つかりませんでした。
それとは逆に、この地点では数年前からハクセンシオマネキが見つかっており、今回もたくさんのシオマネキが独特の動きを見せてくれていました。

坂本先生による解説

当日、小さなお子さんと一緒に参加されたお母さんから、「これから海に行くときに、今日学んだことを意識して伝えていきたい」という感想をいただきました。
今回の体験が、これからもっと海に関心を持ってもらうきっかけになったなら幸いです。

今後も、みずしま財団では、海の体験学習プログラムを予定しています。
本ブログ等でもご案内をしていきますので、ぜひ皆さんも参加してみませんか?

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