「岡山県温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」を活用して、地域からの地球温暖化防止について考えようというシンポジウムを5月13日(日)に、岡山県国際交流センターで開催しました。
当日は、企業関係者、行政職員、市民など約40名の参加者がありました。

まず、上園昌武氏(島根大学法文学部教授)による「岡山県温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度への評価」と題した基調講演がありました。

その中では、中国地方や岡山県の温室効果ガスの排出量の特徴から、オランダの制度の紹介、そして岡山県の制度への提言といった内容についてお話をいただきました。

 

次いで、歌川学氏(産業技術総合研究所主任研究員)による「法制度による2010年度取り組み実績の評価」と題した報告がありました。

この中では、2011年度に各事業所から提出された「温室効果ガス排出削減実施状況等報告書」に基づいて、実際に削減をした優良事例の紹介や、温暖化対策がコストの削減にもつながった事例の紹介などがありました。

 

その後、磯部作氏(日本福祉大学子ども発達学部教授、みずしま財団理事)のコーディネートにより、パネルディスカッションを行いました。参加者からは、他県の取り組みに関する質問や、中小企業への支援策の必要性などについて意見が出され、活発な議論が行われました。

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