川崎医療福祉大学 医療福祉デザイン学科の「人を取り囲む環境」の講義の1コマを担当させていただきました。

全15回、岡山県内で環境等に携わる人たちが
日替わり(?)で講師をつとめる豪華な講義です。今日は、その5回目
「食と環境と交通を考える」と題して
フードマイレージ買い物ゲームの体験とこれを作成した背景、水島の歴史や公害について
白神がお話しました。出席したのは
13人の学生。1/3ぐらい倉敷市内出身でしたが

水島で大気汚染公害があって、裁判をしたことを知っている学生は「0」でした。

(私も大学でるまで知りませんでしたし・・・)

学生たちがワークショップをしている時に
年代が古い方の班のほうが作業が早いねーとつぶやいたら

「現代は食材が沢山あるからメニューを決めるのが帰って難しいんじゃないですかー」というするどい学生のコメントなど、学生からもいろいろ気づきをいただきました。

班内で、家庭の味が違い揉める(?)班も・・・
(鍋にいれるものって、それぞれ家庭で特徴あるしねー)

そのコメントなどを進行にうまく反映できなかったのが、白神の今回の反省・・・。

この買い物ゲームは、買い物も交通も、普段私たちが行うことすべて社会とつながっているし
社会を変えていくことができる、それを知るきっかけの教材です。

参加した学生からは

「すべてのことは社会とつながっていると聞いて、改めて食や輸入について考えることができました。
始めに親しみやすいゲームをして説明だったので頭に入りやすく興味を持てました。」

「(普段は自転車だけれども)車の運転ができる人がいるとどうしても楽な面で近くでも車を使ってしまいます。
今回の講義を受けて食料について以外でも、自分がどのように公害に加担しているのかということがより意識できるようになったのではないかと思います。」

「食物が○○産だからということばかり気にしていましたが運ぶ機関やCO2の量などには目を向けていなかったので今回いい機会になりました」

「買い物って難しいなと思いました。お金は無限にあるわけではないし、必要な量を見定めるのもとても難しいんじゃないかと思いました。」

といった感想いただき、少しでも何かお伝えできたとしたら
うれしいなと思いました。

みなさん、ありがとうございました。

ちなみに、学生達の力作!
学科が学科なのでみなさんウマイ!【1970年班】

・カレー
・ピーマンの炒め物
・りんご
・バナナ*カレーにすり下ろしたりんごを加えたのがポイント★ 57個+0個(郊外のお店に徒歩で)

【1983年班】

・すき焼き(質より量の鶏肉使用)
・ミカン

*ミカンを鍋の隠し味に

★20個+0個(近所のお店に徒歩で)

【現代(2006年)班】

・水炊き
・サラダ
・オレンジ

*素材の味を活かした!

★23個+0個(近所のお店に徒歩で)

【現代(2008年)班】

・水炊き
・みかん

*野菜たっぷり

★32個+0個(近所のお店に徒歩で)