倉敷の新たな魅力である、「くらしき百景」を自転車で尋ねながら、エコと交通について考えるプロジェクトの第4弾、「児島花の風 あいさつロード編」を4月8日(日)に開催しました。
主催は、倉敷・総社温暖化対策協議会とみずしま財団です。
今回は、児島いきいきふれあいウォーキングとの同時開催となりました。
当日の参加者は8名(子ども1人含む)でした。
当日は、絶好のサイクリング日和に恵まれました。まずは、準備体操をした後、当日の行程や注意点を説明して、早速出発です。
出発地点である児島市民交流センターをスタートして、すぐに大正橋を渡りますが、そこから先は、歩行者・自転車専用道路となります。
しばらくは、商店や民家の中を通りますが、まず最初に目に留まるのは、児島の繊維産業の古いたたずまいの工場です。
児島の市街地を抜けると、県道と川にさえぎられる場所があり、そこは横断陸橋を渡ることになります。
安全のために、みんな自転車を降りて、手で押して渡りました。
駅の看板だけが残っている柳田駅跡を通過すると、少し上り坂になり、桜並木が見えてきます。
さらに進むと、稗田駅跡の周辺は桜公園として整備されており、当日はそこでお花見のイベントが行われていました。
ここも、自転車を降りて、公園の中を迂回して進みました。
稗田駅跡を過ぎると、県道21号線沿いにある福林湖の脇を通り、山際を走ることになります。
ちょうど福林湖が、この「花の風あいさつロード」の最高地点になり、ここで一旦休憩をしました。
休憩をして、元気を取り戻したら、今度は福田駅跡に向かって、林の中の道を駆け抜けていきます。
そして、福田駅跡近くに来ると、景色が開けて、のどかな田園風景が見られます。
水島インターチェンジの付近ですが、自動車は入れない道なので、普段はなかなか見ることができず、新しい発見でした。
福田駅跡からさらに進むと、また田園風景と住宅の中に入りますが、その先に、「花の風あいさつロード」では数少ないプラットホームが残っている藤戸駅跡にたどり着きます。
ホームの上には、当時のまま(?)の看板が残されており、ほとんど字は消えかかっていましたが、かすかに「ふじと」の文字が読み取れました。
その後、倉敷川にかかる橋を渡ったころから、再び桜並木となり、こちらも大勢の人々が繰り出してお花見や、桜の花の下のお散歩を楽しんでいました。
我々も、桜並木の下で記念写真をパチリ。
桜が、ちょうど見ごろで、本当にきれいでした。
桜並木を通り過ぎると、目的地である、JR茶屋町駅に到着です。
片道約2時間の行程でした。
ここでは、くらしき百景の一つである、茶屋町の鬼の銅像を見学し、今回のテーマである自転車と健康について、実際に今日のサイクリングでどれくらいのカロリーを消費したのかを計算しました。
だいたい、僕は、片道でご飯をお茶碗2杯分くらいのカロリーを消費した計算になりました。
その後、各自で昼食をとった後、くらしき百景の「磯崎眠亀記念館」を見学し、また来た道を児島市民交流センターまで戻りました。
往復約28km、5時間のサイクリングとなりました。
少し距離はありましたが、参加者からは、「普段近くを通っていても、こんなに桜がきれいな道とは気がつかなかった」、「こんないい景色のところを列車が通っていたのなら、一度乗ってみたかった」といった感想があり、自転車ならではの新たな発見があったのではないかと思います。
また次回は、秋ごろに予定をしており、改めて本ブログ等でもご案内をしようと思いますので、ご関心のある方はぜひ、ご参加ください。
オマケ(その1)
「花の風あいさつロード」全般にいえますが、歩行者・自転車専用なので、自動車にはあまり気を使うことなく、安心してサイクリングを楽しむことができました。
また、歩行者・自転車専用道路なので、児島~稗田駅跡の辺りまでは、歩行者と自転車の走行レーンが分けられています。ただ、実際に歩いたり自転車に乗っている人には、あまり徹底されていないようで、特に歩行者に対する注意は必要です。
オマケ(その2)
そうはいっても、やはり一般道との交差点はあるわけで、いたるところでこのような車両止めの柵がありました。
自動車が入ってこないためには、必要ではありますが、自転車で走るには、障害物になってしまうのではないかと思いました。
しわく