12月23日(土、10:00−16:50)に、ライフパーク倉敷で開催された『まちづくり×協働フォーラム』。
このフォーラムは、協働とまちづくりのあり方を考えるとともに、現在作成されている「倉敷市協働の指針提言書(中間報告)」が示され、意見交換をする場にもなっていました。
私は倉敷市協働の指針検討委員会の委員にもなっていまして、中間報告を参加者に知っていただき、意見をもらうという立場で参加しました。
フォーラムは大きく午前午後に分かれていました。
■午前
・プレリュード「市民が動かす協働のまちづくりのキホン」
講師:加藤哲夫さん(NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター)
・ダイジェスト(ビデオレポート20分)「平成19年度倉敷市まちづくり人材養成講座」
加藤さんの講演は、ボランティア=無報酬で他人に奉仕したがっている人たちではなく、
市民活動は市民による自発的な問題解決行動であるということが強調されており、
市民活動とは何か、何で協働なのかっていうあたりが整理されており非常にわかりやすいものでした。
■午後
1.イントロダクション「協働とまちづくりの大切な関係」
ここで、「倉敷市協働の指針 提言書」の中間報告が金川委員長から簡単な説明がありました。
2.分科会
A.フリップディスカッション
「協働のまちづくりのすすめ方〜倉敷の場合〜」
B.ワークショップ
「指針があるとどうなる?について考えよう」
C.セミナー
「市民が動かす!地域づくり〜映画館から市民活動センターまで〜」
講師:石田達也さん(NPO法人宮崎文化本舗)
D.なんでも専門相談会
Bのワークショップに参加しました。
参加者で中間報告の感想を言い合ったり、そもそも指針って何だっていうあたりを考えました。
また、現場での困りごと、指針があるとどうなるかについて意見を出し合い、
これは大事だと思うものに投票しました。
意外と、この「指針って何だ」っていうあたりは検討委員会でも議論されておらず、
ここで深められたよかったですね。委員会でもう少し前にやっておきたかったですね。
3.フィナーレ「協働のまちづくりのこれから」
4つの分科会に分かれましたが、最後に合流して今後の協働のまちづくりについて考えました。
そこで、分科会でいろいろと「協働の指針 提言書」に意見が出ていたという報告がありました。
「指針は文章の量が多く、わかりにくい」、「もう少しコンパクトにしてわかりやすく」といった意見が
多かったようです。
また、「市民参加と協働を一緒に議論しているが、市民参加は市民の当然の権利だから、
協働とは分けて整理すべき」という意見もありました。
さらに、「どういう都市を目指すのかというというビジョンが描かれていない」という意見も
Bのワークショップで出ていました。
年明けに2回検討委員会(実質1回)がありますが、フォーラムや現在行なわれている
パブリックコメントで出た意見をどこまで反映できるかが問われていますが、
作業する時間があまりに少ないです。
※パブリックコメントやっています
フォーラムに参加されていない方も「倉敷市協働の指針提言書(中間報告)」を見て、意見を出すことができます。
・募集期間
平成19年12月20日(木)〜平成20年1月8日(火)
・ご意見の提出先/お問合せ先
倉敷市協働の指針検討委員会事務局(倉敷市市民活動推進課)
電話:086−426−3107
ファックス:086−434−3491
電子メール:collabo@city.kurashiki.okayama.jp
本庁の市民活動推進課、児島・玉島・水島支所総務課窓口、庄・茶屋町・船穂・真備支所市民サービスセンター窓口でも入手することができます。
ぜひ皆さんご意見を出しましょう。
なにわだ(市民活動とか、協働とかって難しいですね?)