3月6日(水)の午後には、「息切れと仲良く暮らそう」−高齢認定患者のリハビリテーションプログラム−が、公害認定患者さんや、呼吸器疾患をお持ちの方や家族の方などを対象に、
そして、同日夜には、気管支喘息・COPDの治療指導等に携わる医療従事者などを対象とした、講演会「気管支喘息・COPDのプライマリケアと地域医療」が行われました。
どちらも、公害地域再生センターが実施したものですが、みずしま財団も共催団体として、開催にむけ取り組んできました。
午後の患者さん向けの会は、お話と実践ということで、千住秀明先生(長崎大学大学院教授)の呼吸リハビリのお話と、少しでも楽にすごせるように排痰法や運動の仕方を学びました。
また、水島協同病院でおこなわれている、教育入院の報告が、佐藤雅昭 先生と実際に取り組んだ患者さんからあり、みなさん興味深そうにきいていらっしゃいました。
夜の医療従事者向けの会も、とても盛会で
座長の難波一弘先生のもと、
<千住秀明先生の基調講演 「慢性呼吸器疾患のプライマリケアと地域医療」>
<守屋 修先生の特別報告「開業医における気管支喘息・COPDのプライマリケア」>
<里見和彦先生の実践報告「公害認定患者を対象とした包括的呼吸器ケアプログラム−その効果と課題−」>
という報告と討論がおこなわれました。
どちらの会も、多くの方に参加していただき、また参加してよかったという声を聞き、大変うれしく思っています。
今後も、公害地域再生センターや地域の病院・診療所とともに、公害患者さんのQOL・ADLの向上、そして皆が安心して、健康に暮らせるまちづくりをめざしたいと思います。