今年度みずしま財団では、「海ごみ普及啓発事業(西部地域)」(岡山県委託事業)に取り組んでいます。
本事業は、近年問題となっている海ごみの問題について、広く市民の方に知っていただくことを目的としたもので、大きくは、1)体験学習等を通じた海ごみ問題に関する普及啓発活動、2)イベント等での海ごみ問題に関するPRを行うこととなっています。
その中の、2)イベント等での海ごみ問題に関するPRの取り組みをこの9~12月にかけて行いましたので、ご報告です。
本事業にあたっては、トランクミュージアム(海底ごみ版)を再整備すると同時に、海ごみがどのように漁業者の網に被害を与えているのかなどが分かりやすいように工夫した展示物を整備しています。
リニューアルされたトランク
これらの展示物と、海底ごみ問題啓発用パネル・パンフレットなどをもって展示を行い、参加者の方に積極的に声をかけて解説をすることによって、海ごみ問題のPRを行いました。
1.環境のつどいでの展示
日時:2011年9月28日(水)13:00~
場所:環境交流スクエア
主催:倉敷医療生活協同組合
倉敷医療生協の組合員を対象に、環境に関する意識を広げようと開催されたイベントで、ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」(監督 鎌仲ひとみ)などがありました。その会場で、海ごみに関するパネル展示とトランクの展示を行いました。
2.笠岡市環境フェスティバルでの展示
日時:2011年10月30日(日)11:00~16:00
場所:笠岡市保健センター
主催:笠岡市、笠岡市環境衛生協議会
本イベントは、市民の皆さんの環境に対する意識を高めていこうということで開催されたもので、写真家の中村征夫氏による講演、海をテーマにしたパネルディスカッションや、グリーンカーテンコンテストの表彰式などがありました。その中の環境問題に関する展示ブースで海底ごみ問題啓発パネル、トランクなどの展示を行いました。
3.第6回おかやま・もったいない晴の国フォーラムでの展示
日時:2011年11月5日(土)10:00~17:00
場所:コンベックス岡山小展示場
主催:岡山県など
本イベントでの展示については、以前のブログ(11/7)に掲載していますので、そちらをご覧いただければと思います。
今後、循環型社会の形成を目指すうえで、海ごみなどは、汚れや塩分の混入により、循環利用が困難であることからも、海ごみの減量化の必要性を訴えました。
4.アースキーパーのつどいでの展示
日時:2011年12月4日(日)13:30~16:00
場所:オルガホール
主催:岡山県など
本イベントは、岡山県が実施している温暖化防止の取り組みを継続的に行う人を登録するアースキーパーメンバーシップ制度というものがあり、その会員さんの交流の場として開催されたものです。みずしま財団も、会場内で海ごみに関するパネル展示を行い、啓発活動をしました。
熱心に覗き込む参加者
今後も、整備したパネルやトランク等を活用して、積極的に海ごみ問題の啓発活動を行っていきます。
しわく