少し、日は経ってしまいましたが、先日26日(土)に海岸生物調査(主催:環瀬戸内海会議、協力:(財)水島地域環境再生財団)を実施しました。
今年で7回目となる本調査、今回は午前8時集合と少しこれまでとは違う時間のスタートとなりました。
まず、小西良平氏(環瀬戸内海会議)による、調査の趣旨・方法等についての説明の後、早速第1の調査ポイントである通生の海岸に向かいました。
通生の海岸でまず驚いたのは、昨年工事をしていた堤防のかさ上げが思った以上の規模で、港からほとんど海が見えなくなってしまっていました。
幸いにして、調査地点は、工事等はされておらず、しらべてみるとイボニシ、カメノテがかなり確認できました。特にイボニシは、10m四方に3000固体以上と、ここ数年で最も多い数が確認できました。
つづいて、高梁川河口の干潟に移動しましたが、こちらも昨年までと何か様子が違う!?
よーくみてみると、これまで泥干潟だった部分にどうも砂を入れたらしく、砂干潟になっていました。そのためか、これまで確認されていなかったハクセンシオマネキが結構な数確認できました。
ただ、高梁川河口では、今年は昨年に比べてイボニシの数が減っており、やはり環境の変化が影響をしているのかもしれません。もし砂を入れたとしたら、どういった目的で行ったのか、確認をした方がいいだろうという意見も出ていました。
この時期は、運動会等のイベントも多く、日程が重なったためもあってか、参加者はスタッフも含めて7名でしたが、その分内容の濃い調査になったと思います。
しわく(定点で観察をしていると、変化がわかって興味深いですね。ただ、年に1回ではなく、もっと頻繁に見に行かないといけないのかもしれないですが・・・)