前日の大雨がウソのように快晴となった、9月13日(日)に「『海辺の生きもの』に会いに行こう!−海辺環境について考える体験学習会−」(主催:寄島里海創生協議会)を浅口市寄島の三郎島海岸で行いました。
寄島里海創生協議会(みずしま財団も構成団体として事務局を担当)主催のイベントとして、前週の「体験学習リーダー養成講座」に引き続いての開催となります。
当日は、一般参加者28名(子ども12名)の参加がありました。
まず最初に、三郎島海岸で毎月海岸清掃を行っている「みつやまグリーンクラブ」の荒川氏から三郎島海岸でのゴミの様子や取り組みについてのお話の後、海辺の漂着物調査と、海岸の清掃活動を行いましたが、参加者の皆さんは、熱心にゴミを拾われていました。その後、海ゴミパネルを使って海ゴミ問題の解説をしましたが、大人も子どもも真剣に聞き入ってくれていました。
みつやまグリーンクラブ荒川氏によるお話の様子
海岸清掃の様子
つづいて、皆さんお楽しみの海辺の生きもの観察ですが、国際湿地保全連合顧問の相生先生による海辺の自然についてのお話の後、参加者は、3つのグループに分かれ、それぞれリーダーの指示に従い、石の下に隠れたカニや、タイドプール(潮溜まり)の中に潜むハゼやヤドカリなどをしっかり観察されていました。
また、三郎島海岸では、アサリも取れますので、潮干狩りも堪能できたのではないでしょうか?
生きもの観察の様子
見つかった生きものについては、岡山県立玉島高校の坂本先生に、それぞれの特徴や見分け方などについて解説をしていただきました。
坂本先生による解説
今回、生きものたちをじっくり見てもらうために、「生きもの観察シート」を作りましたが、子どもたちより、大人の方が熱心にメモを取っていたような気がします。
海辺の生きものの多様性や、海の環境に果たす役割、そしてそこに散乱する海ゴミの問題と同時に、何よりも海辺の楽しさを改めて実感していただけたなら、幸いです。
参加者、スタッフ、そして講師の皆さん、本当にお疲れ様でした!
しわく