9月に入ってからも、まだまだ暑い日がつづきますが、先日9月5日(土)に浅口市寄島町で「体験学習リーダー養成講座」(主催:寄島里海創生協議会 みずしま財団も構成団体として参加)を開催しました。
本講座は、みずしま財団も進めている海など、野外での体験学習を安全に行うために必要な知識や緊急時の対応について、経験を持った人材の育成を目的としたものです。
当日は、19名(スタッフ含む)の参加で、少人数ですが、中身の濃い講座ができたと思います。
まず午前中は、NPO法人ふれあいの里・高梁 理事長 小見山節夫氏による「野外活動の安全管理について」と題した講義がありました。
この中では、野外での活動の企画段階から、事故が起こったときの対処までをロールプレイング形式で、受講生も参加しながらお話いただきました。
小見山先生によるロールプレイングを使った講義の様子
つづいて、NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センター 代表理事 海野義明氏による「海域での体験学習における安全管理」のお話があり、海岸部でも磯や砂浜、桟橋など場所による危険の違いや、体験学習を行う上で必要な海況や気象の判断に関する知識などの解説をしていただきました。
その後、CPR(心肺蘇生法)の実技指導や、怪我をしたときの応急措置法、そして海岸でおぼれた人を助ける方法などを実際に体験を通して学ぶことができました。
海野先生の指導のもと、CPR(心肺蘇生法)の実技講習
ペットボトルを使った人命救助法の練習
実際には、これらを活かす場面がない方が良いわけで、万が一のとき、知識や体験があったほうが慌てないですむというお話と、こういったことを心得ておくことが、事故の防止にもつながるというお話は、これからの体験学習の取り組みの中でも活かしていきたいと思います。
当日は、思った以上に暑い中での講座となりましたが、講師の先生方、参加者、スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした!
早速、海辺の観察会&海岸漂着物調査(9月13日)がありますので、今回の講座を活かして、事故のない、楽しい体験学習会にしたいと思います!!
しわく