FMくらしきの『みみみみずしま財団エコらぼFriday』も何と今日で1周年を迎えました。

もうそんなに経つのかという感じですが、金曜日に移ってから1年ということで、Mondayだったころを合わせると結構な長寿番組になりつつあるかもしれません。

1周年を迎え、放送開始がこれまでより1時間早くなり、15:40〜になります。
放送時間は5分長くなって15分ほど。

15分の中にみずしま財団の活動やいろんな環境に関する情報を盛り込んで、ますますパワーアップしていきたいと思っています。

そんな記念すべき今日の「エコらぼFriday」の担当は、夏休み明けで本来の調子が出ない”なにわだ”でした。

■今月のテーマに入る前に夏休みのお話

先週、夏休みを利用して香港に行ってきました。日本に帰ってきたら、すっかり秋になっていてびっくりしました。10月の月間テーマに入る前に少し香港のエコらぼ的な土産話を…。

■日本のまちと香港のまちを比べると…

一番違うのが密度、建物の密集具合。狭いところにギュッと詰まっていて、しかももう建てるところがないのか高層の建物ばかり。

ちなみに人口密度も高く約6,200人/k㎡で、日本は約340人/k㎡。

日本に帰ってきて、倉敷のまちはゆったりしてるなって改めて感じました。

■公共交通が充実していて、しかも安い

だいたいの人が公共交通を利用するためか、自転車もほとんど見かけませんでした。

地下鉄が70〜150円とか、トローリーバスが30〜40円といったところで、タクシーも初乗りが200円ぐらいでした。物価はさほど変わらないという印象でしたが、公共交通は利用者が多いからでしょうか、とても安く感じました。

だいたいの観光地には公共交通で行けて、深夜1時ぐらいまで地下鉄があるので、しっかり遊ぶことができました。それに比べると倉敷市は公共交通が不便だわ、高いわでなかなか利用しずらいですよね。

あと夜景はすごかったですが、あの電気使用量はすごいんだろうなあと思いながら見ていました。

■旅の感想。これが今月のテーマにつながります。

このように海外と日本を比べるといろんな違いがあったり、学ぶところがあったりして、環境問題やまちづくりの分野でも連携したり、情報発信したり、交流したりすることが大切だなって思う旅でした。

■今月のテーマは「海外との連携・情報発信」

先々週の放送で、”しらが”さんから日本環境会議水島大会の中のおすすめの分科会「公害経験と環境再生 そのアジアへの発信」の話がありましたが、その分科会の中で、私も倉敷を代表して報告し、総合討論にも参加してきましたので、その内容を報告します。

■そもそもこの分科会の目的は?

急速な工業化、都市化によって公害問題とともに、自然や生態系などの環境破壊が短期間に集中的に発生している中国・韓国の現状について学び、大気汚染公害から環境再生・まちづくりへと歩みを進める日本国内の活動を紹介し、その上で、公害・環境問題への解決に向けて、地球温暖化問題も踏まえ、私たちにできることを考えること。

■そこで、分科会では

まず、地球温暖化防止の視点から公害経験と環境再生への取り組みについて、早川光俊先生(弁護士、地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)専務理事)の特別報告がありました。

次に、アジアの環境問題について、中国、韓国の事例の報告がありました。
中国の事例報告を、先週の放送に出演いただいた鳥取環境大学の相川先生がされました。

続いて、日本の大気汚染公害地域の環境再生への活動事例報告があり、それを受けての総合討論がありました。

■以上から

日本、中国、韓国それぞれで法体系や政治のしくみ等が異なるので、日本の公害経験を活かすためには工夫が必要であること、また、情報発信や交流を進めていくためには、その担い手を育成する必要性があることが確認されました。

■今後、みずしま財団でも

海外への情報発信とその担い手育成に力を入れて行きたいと思います。
現在の取り組みについては、次週以降お伝えします。お楽しみに…。

なにわだ
(最近、晴れているときは自転車通勤しようと倉敷駅付近から財団までがんばって通っています。今日はFMまで自転車で行きましたが、思いのほか時間がかかり、遅れそうになってしまい、パーソナリティのO谷さんに心配をおかけしました。すいません。何とか間に合いましたが、汗だくで放送に望みました。)