瀬戸内海の守り人「海ボウズ」プロジェクトのプレ企画を開催しました。
「海ボウズプロジェクト」は、全国でも有数の用水路王国である岡山県倉敷市で、用水路およびその周辺でのごみ拾い活動を市民に呼びかけ、定期的に実施し、その取り組みを見える化することで、社会にその成果を発信し、瀬戸内海に流入するごみの減量化を目指すプロジェクトです。
今回は倉敷市上富井の黒石用水という場所でごみ回収をしました。黒石用水は底が舗装されていない二面張りの水路であり、三面張りの水路より生態系が豊富で比較的水質の良い綺麗な水路です。
新日本婦人の会倉敷支部から4名、岡山大学から僕を含めて2名、子ども1名、みずしま財団から塩飽さんが参加し、計8名と比較的少人数での開催となりました。
1時間で数百メートルの区間を歩いてゴミ回収をした結果、可燃ごみやガラス瓶、缶など計14.2kgものごみを回収することができました。
ごみ回収中にヌマエビやテナガエビ、トンボのヤゴ、ドンコやフナなどの生物も見つかりました。
そのような生物が住んでいる場所でも沢山のごみが沈んでいることが分かり、水路でのゴミ問題の深刻さを改めて実感しました。
第1回海ボウズプロジェクトは5月21日に開催されるので、参加する皆さんも今一度ゴミ問題に向き合ってもらい、問題解決のために何が出来るのか一緒に考えていきたいと思います。
岡山大学経済学部3年 みずしま財団学生ボランティアスタッフ 赤木陽一