2月12日(月・祝) 「第3回高校生のための高梁川流域勉強会&魚料理体験会」を倉敷市立水島公民館で開催しました。

本企画は、高梁川流域の高校生を中心に、流域を含めた瀬戸内海の環境について学び・交流する機会とともに、近年その消費量が減少していると言われるクロダイ(チヌ)を実際に捌いて、料理する体験を通じて、豊かな瀬戸内海について一緒に考えようと実施しました。

当日は、高梁川流域の高校生を中心に25名(スタッフ含む)の参加がありました。

岡山県立倉敷古城池高等学校の生徒たちによる児島通生海岸での生きもの調査の報告では、コンビナートのすぐ近くの自然海岸に意外と多くの希少な生きものがいること、環境の変化などにより、その生息数も減少傾向にあることなどを学びました。

その後、岡山水産物流通促進協議会(おかとと)会長の森下倫年氏による講演では、かつては身近な海の恵みであったクロダイ(チヌ)が、流通や食生活の変化等で近年その消費量が減少していること、ライフサイクルの中での旬のお話しや、環境の変化に伴って食害などの影響が出てきているお話など、非常に興味深いお話しでした。

そして、皆さんお待ちかねの魚料理体験では、ちょうど今が旬であるクロダイ(チヌ)を森下さんの指導の下、みんなで手分けして3枚卸にしました。


料理は、刺身、なめろう、バインミー風サンドイッチ、アラを使ったおすまし、そして参加者から特別にご提供いただいたメバルの煮つけと非常に豪華な内容となりました。

最後にみんなで食べましたが、脂の乗ったクロダイでしかも自分たちで調理したものということもあり、非常においしいと、皆さんあっという間に平らげてしまいました。

食を通じて、瀬戸内海の環境について考える本企画、次回は3月9日(土)13:30~ 場所は同じ水島公民館で開催予定です。
定員20名となっており、すでに多くのお申し込みをいただいておりますので、ご関心のある方は、ぜひお早めにお申し込みください。

本企画は、「高校生のための高梁川流域勉強会」は(公財)夢&環境等支援宮崎記念基金助成として実施しました。
講演会&魚料理体験会は、「令和5年度瀬戸内海における環境保全と利活用の促進に向けた理解醸成事業(環境省中国四国地方環境事務所)」として実施しました。