少し時間が経ってしまいましたが、5月26日(日)に、第2回目となる「あさがおカフェ」を開催しました。

「あさがおギャラリー」の開館から1年を機に、資料を活用した対話の場づくりを目指した本イベント。
第2回目は、資料館の名称の基となった「あさがお調査」について、館長の福田憲一さんにお話しいただきました。

当日は、当財団の評議員さんのご夫婦や八間川調査にもよくご参加いただいていた元市の職員の方、資料保存でお世話になったMさんなど、8名が参加しました。

元々は、伊勢湾で先行事例があり、そこで取り組まれていた研究者の方のところに福田さんが、
よく分からないままに種を取りに行ったのが始まりとのこと。
そこから多い時には4500~4600人に種を配り参加してもらい、ほぼ県内全域で調査を行ったこと、四日市より被害率が高く、マスコミに大々的に取り上げられたこと、小学生の時に参加した児童さんが成人してから再会し、この話題で盛り上がったことなど、様々なエピソードとともに、調査の意義についてお話しいただきました。

後半は、参加者と活発に意見交流が行われ、改めて資料を基に語ることの楽しさ、大切さを実感できました。
最後に、参加者の皆さんに福田さんが発芽させたあさがお「スカーレットオハラ(調査で使用された品種)」の苗を持って帰っていただきました。

今後も、不定期かつ、ジャンルを問わない内容で開催していきたいと思いますので、ご関心のある回にはぜひ、ご参加ください。