2021年度からみずしま財団が公害資料館を作ることを目指して、
地球環境基金事業「コンビナート地域におけるSDGsの実現を目指した協働の取り組み~大気汚染公害資料館設立に向けて~」を実施しています。

ここでは、その活動の一つの『水島メモリーズ』をご紹介します。
『水島メモリーズ』は「みずしま地域カフェ」で集めた情報をもとに作成した冊子です。
みずしま地域カフェは、水島地域の新しい魅力を探し出すことを目的に、地域で活動している人に複数人でヒアリングします。
水島地域は、日本近代の色んな歴史が詰まった魅力的な場所です。
コンビナートはもちろん、農業・漁業といった様々な顔を持っています。
これまでの公害の文脈では見えてなかった、新しい水島の物語を紡ぎたいと思い、活動を始めました。

この新しい水島の物語は、これまで滞在型環境学習コンソーシアムなどで試みられてきた
様々な立場の人たちから学ぶことに通じています。
この新しい物語を表したものが『公害スタディーズ』です。

2021年は『ニューリンデン編』『朝鮮学校編』『水島臨海鉄道編』を作成しました。
新しい水島の物語の中には、様々な公害の顔が見えてきます。
水島地域の「ワクワク」をお伝えできればと考えています。
みずしま財団の事務所で配布しております。ご入用の方はご連絡いただければと存じます。

みずしま地域カフェの開催は下記の通り

イベント概要

第1回 2021年8月23日、ニューリンデン(喫茶店)

郷土史家であった喫茶店の初代経営者の活動などについて、息子である現経営者から話を聞いた。また、初代経営者の遺した収集資料をみせていただき、その保存や活用等についても話し合った。

第2回 2021年10月26日、岡山朝鮮初中級学校

水島が岡山県内最大の在日コリアン居住地域であったことから、水島にある県内唯一の朝鮮学校を訪問し、校長から話を聞いた。また校内の見学も実施した。

第3回 2021年10月28日、常盤町集会所(水島臨海鉄道高架下)

水島が工業地帯として発展する基盤となった水島臨海鉄道の歴史について、OBと現役職員から話を聞いた。また貨物ターミナルの見学も実施した。

『水島メモリーズ』はA5判16ページの小冊子です。
『水島メモリーズ ニューリンデン編』2021年11月発行

表紙は広江にあるニューリンデンの外観です

「SNSで評判 プリンアラモードとスペシャルスパ」
「ニューリンデンができるまで」
「郷土史家としての活躍」
これら、3つの要素からアプローチしました。 

真備にある、倉敷市歴史資料整備室の写真をふんだんに使わせてもらいました。

『水島メモリーズ 朝鮮学校編』2022年2月発行

表紙は朝鮮学校の授業中の様子です

「朝鮮学校が育むアイデンティティ」
「水島と朝鮮人労働者」
「多文化共生をめざす水島」
この3つのお題をまとめています。

写真家の高田昭雄さんが朝鮮学校を撮影していた写真を使用させていただきました。

『水島メモリーズ 水島臨海鉄道編』2022年3月発行

表紙は、倉敷貨物ターミナル駅の車両たちです

「レジェンド車両が走る水島臨海鉄道」
「貨物の顔もあります」
「水島の未来と水島臨海鉄道」
と、「旅客の顔」と「貨物の顔」に着目した冊子です。


水島港と水島臨海鉄道の位置関係が見える写真も掲載しています。