2024.10.01
Category:
あさがおギャラリー
【終了】16名と高田さんで語りあった、第3回あさがおカフェ
あさがおギャラリーには、8年前に出版した際に『水島の記録 1968-2016』の写真パネルを厳選して展示し、第3回あさがおカフェを9月28日(土)に開催しました。
写真家髙田昭雄さんをお招きし、16名の方が参加下さいました。
まず初めに、展示の写真を見合いました。
髙田さんが水島を初めて撮影したのは埋め立てが進んでいた1958年頃。水島はずっと記録しておきたい場所だったそうです。
2016年に倉敷公害訴訟和解成立20年を記念して出版した『水島の記録 1968-2016』を持ってきてくれた参加者のお一人、「当時、サインを書いて頂いていました!!」と
写真を撮り始めたきっかけは「何か文化的なことをしたい」と10代後半に思ったこと。
カメラを持ち始めた高田さんはその後、石津陽介さんに師事され、リアリズム写真を撮影されてきました。印象に残った髙田さんの言葉はこんな言葉でした。
「今、この瞬間をとっておかないと」
「選ぶ目が写真家だと思う」
「大見えは面白くない、前後が面白い」
撮りたいと思うテーマには、アポなしで直接交渉する。人とのつながりがぐっと近い。子どもをとるときには同じ”子どもの目線”で撮る。「不器用だからこんなに長く続けられた」と語られました。
製造業で長く働かれていた参加者のお一人から、生産現場に身を置きながら、公害患者の姿をぐっとよりそって撮影されてきた姿勢に尊敬の念を思っていると感想がありました。共存と矛盾、きれいだけれどもこういうこともあったということも学ばないといけない。学習することは大事、人によって見方は違うということを写真を通じて学びあう場が、ここにありました。
髙田さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。