2024年は、三菱石油石油流出事故から50年になります。この事故は、瀬戸内海の東半分を重油で汚染するという、大変な環境汚染となりました。当時、重油を柄杓で掬って掃除したという体験をしている人もたくさん存在します。
この石油流出事故の年に三菱石油に入社し、事故の後処理に携わった古川明さんに当時の事故の記憶から、その後の中東の石油流出事故への支援に携わった話などを伺います。
イベント概要
日時 | 2024年12月20日(金)14:00−15:30 |
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主催 | みずしま滞在型環境学習コンソーシアム |
協力 | 倉敷市環境学習センター |
会場 | 倉敷市環境学習センター(〒712-8057 岡山県倉敷市水島東千鳥町1−50 4F 西棟)
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参加費 | 無料 |
定員 | 50名(先着順) |
申し込み |
<三菱石油 重油流出事故>
1974年12月18日、午後8時40分ごろ、倉敷市の水島コンビナートにある三菱石油水島製油所の270号タンクからC重油が流出。タンク横に取り付けられていた直立階段と底板付近の基礎コンクリートが防油堤を破壊したことから、一部は防油堤を乗り越えて海上に流れ出ました。流出した重油は、約7500〜9500キロリットルに及びました。西は、笠岡市沖、東は紀伊水道にも及び、岡山、香川、徳島、兵庫の4県の海岸を汚染し漁業などに莫大な被害を与えました。瀬戸内海のほぼ東半分を油の海にした重油流出事故は、コンビナート災害の恐ろしさをまざまざと見せつけました。