近年、その消費量が減少していると言われる「クロダイ」。
そのクロダイを実際に調理して、美味しさを実感するとともに「里海の未来」について考えることを目的にした料理教室を1月23日(木)と1月30(木)に開催しました。

本料理教室は、環境省中国四国地方環境事務所の主催で開催され、みずしま財団が企画・運営を担当しました。

クロダイの利活用の促進を目的に、1/23は学校の栄養教諭向け、1/30は飲食店主向けとして実施しました。
いずれの回も、一般の人々も参加し、意見交流を行いました。

プログラムは、まず最初に、岡山県水産課の職員の方から「岡山の海と環境の変化」と題した講義をいただき、瀬戸内海の現状や、海の豊かさとはどういったものかを学んだ後、実際にクロダイを調理しました。

 

今回は、クロダイの刺身に加えて、フライを使った丼物、アラを使ったスープなど、クロダイの美味しさを引き出すメニューに、皆さん苦労しながらも、楽しく挑戦されていました。

最後は、出来上がった料理をいただきながら、「クロダイの美味しさをもっと知ってもらうには?」「豊かな海のあり方とは?」といったことを活発に意見交流されました。

ちょうど今が旬で脂ののったクロダイの美味しさを再認識するとともに、「里海」について考える機会となりました。