7月19日(土)、本年度1回目となる生物・海ごみ調査in通生海岸を実施しました。
本調査は、2021年から継続して実施しており、倉敷古城池高校の生徒を中心に、高梁川流域の高校生の学びと交流の場となっています。
今年度は、「(公財)国際エメックスセンター 令和7年度みんなの里海づくり支援事業」の助成を受けて開催しました。
また、海ごみ調査は、毎月1回実施している「海ボウズプロジェクト」として実施しました。
当日は、倉敷古城池高校や玉島高校、倉敷市立南中学校の生徒など、18名(講師、スタッフ含む)の参加がありました。
生きもの調査では、坂本明弘先生に講師として指導いただきました。
今回初めて参加の生徒さんが中心なので、最初に服装をはじめとして野外での調査活動の心構えから、通生海岸についての説明、砂浜・磯・干潟それぞれの特徴や生きものの観察の仕方などを丁寧に解説いただきました。
その後、実際にフィールドでの観察を行いましたが、イボニシやカメノテといった定番の生きものたちに加えて、かなり貴重な種類の生きものも確認されました。
海ごみ調査は、塩飽が講師を担当し、これまで行ってきた10m四方に区切っての定点調査や、マイクロプラスチック調査に加えて、海岸周辺部も含めた清掃活動を海ボウズプロジェクトとして実施しました。
全体的にごみは少なかったですが(定点では、0.16㎏)、海ボウズでは、約10㎏のごみを回収しました。
一見きれいな海岸も、マイクロプラスチックが結構あることに驚いた様子でした。
いずれの調査も、参加者は初めて体験することばかりで、新鮮な驚きがたくさんあったようです。
若い人たちの大切な学びの機会となっている本調査、次回は秋に開催予定ですので、関心のある高校生の皆さん、ぜひご参加ください。