皆さんこんにちは。理事・研究員の塩飽です。

5月23日(水)、岡山大学グローバルパートナーズ研修として、 オランダ・ライデン大学の留学生の受け入れを行いました。

今年度から岡山大学とライデン大学が協定を結び、実現したもので、 日本語学科の23名の学生さんが参加しました。

「環境再生とまちづくりを考える」をテーマに、あいにくの雨ではありましたが、 鴨ヶ辻山の展望台から水島地域を俯瞰して、水島の地域開発と公害の歴史について、 地理的、気象的条件などを交えながらお話しました。

その後、おうどん屋さんで昼食を取り、JFEスチールの工場見学をしました。

工場見学では、生産の現場と、そこでの環境対策の取り組みを学びました。

倉敷市環境学習センターでは、環境学習用DVD「みずしま物語」を 視聴した後、監視センターの職員から倉敷市の環境行政について レクチャーを受けました。

その後、商店街にある「ゆとろぎ館(水島家守舎NAdia)」で 倉敷古城池高校生との交流を行いました。 高校生が水島コンビナートの概要やそこでの環境対策について ヒアリングの結果を基に英語で説明していました。

NAdiaの古川明氏に水島の成り立ちから現在のまちの様子、まちを元気にしようと 取組まれているまちづくりの活動などについてレクチャーをいただき、 意見交流を行いました。

交流では、高校生から「好きな食べ物は?」「なぜ日本に行きたいと思ったか?」 といった質問があり、留学生からも「ヨーロッパに行ったことはあるか?」といった 質問が出るなど、和やかな雰囲気での交流となりました。

滞在型環境学習の取組では、水島の教訓を生かして、持続可能な社会づくりを担う 人材育成とともに、世界とつながる水島を実感し、地域の若者たちが地域に 誇りや愛着を育むことを目指した活動を展開していきたいと考えています。