みずしま財団では、地域で呼吸ケアができるようにと、「くらしきCOPDネットワーク」のみなさんと、呼吸リハビリテーションの普及と、COPD認知度向上をめざして、イベントでの肺年齢測定や、講演会を実施しています。

本日、2016年11月17日(木)には、地域の健康づくりを担う愛育委員さんの定例会の中で、

理学療法士さんの講演会を実施させていただきました。

【講師】滝川章子さん(水島協同病院理学療法士)

【場所】倉敷市福田公民館

二福学区の愛育委員さんが、

呼吸器の病気のひとつ、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」についてお話を聞かれています。

COPDは、国が定めている計画「健康日本21」で、生活習慣病の発症予防と重点化予防の徹底の病気の4つのひとつです。

①がん、②循環器疾患、③糖尿病、④COPD(←これ!)

咳や痰、息切れが主な症状とのことで、「年だから・・・」とか、「風邪が長引いて・・・」と見過ごされがちで、受診していない潜在患者さんが多くいる、といわれています。(GOLD調査から)重症化してから受診すると本人もご家族も大変ですよね。たばこなど有害物質を吸い込むことで、呼吸器が炎症を起こす、慢性的な疾患です。予防、早期発見、早期治療を地域で実施していきましょう。

さて、

呼吸器の患者さんは動くとしんどいので、動かない。

すると筋力が落ちて、さらにしんどい・・・・という悪循環があるそうです。

悪循環を断ち切るために、運動は大切。

口すぼめ呼吸など、工夫をしながら、無理なく運動していきましょう。

鼻で「1・2」で吸って、口から「3・4・5・6」とゆっくりはくのが口すぼめ呼吸です。

呼吸器の患者さんだけでなく、緊張したり、どきどきしたり、あわてたりしたときに、この口すぼめ呼吸をすると、副交感神経が刺激されるので、落ち着くそうです!試してみてください。

最後に、胸郭ストレッチをしました。

背中が曲がってしまうと、肺や心臓を守っている肋骨が縮こまっている状態になり、うまく内臓が使えない状況になるそうで、肋骨の間と間を伸ばしてあげることを体験してみました。

肩こりに悩む方もこれ、いいそうですよ!!

みなさんも試してみてくださいね。