皆さんこんにちは。理事・研究員の塩飽です。
11月12日(土)に、今年2回目となる「海と日本プロジェクト 海をもっと知ろう!」(漁業体験)を
開催しました。
普段あまり見ることのない漁業を体験することで、海と私たちの
暮らしとの関わり、そして海ごみの問題を知ってもらい、
体験したことを周りの人に広げることを目的とした企画です。
参加者は、親子8組(19名)でした。
当日は、絵にかいたような秋晴れの空の下、寄島三郎島漁港に集合し、
簡単な注意事項等の説明を行った後、早速3隻の漁船に乗りこみました。
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今回も、小型底曳網漁業を体験してもらいました。
なかなか見ることのできない漁業の現場に、参加者の皆さんは興味津々でした。
網を漁師さんが空けると、シロシタビラメ(ゲタ)やシャコ、
ワタリガニ、エビなどが出てきました。
今回は、シャコやエビが特に多かったです。
参加者は、それらを選り分ける体験をしていただきました。
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何と、今回はスナメリもちょっとだけ顔をのぞかせていました(残念ながら、写真はありませんが…)。
また、魚介類と一緒に網にかかってくる海底ごみも一緒に回収し、
港に帰ってから、参加者の子どもさんに協力してもらい、
その重量を計測しました。
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身の回りにあるごみ(空き缶やポリ袋、魚焼き用の網など)が
海の底から上がってきていることに、皆さんおどろいた様子でした。
漁業体験後は、寄島町漁業協同組合の事務所に移動して、
瀬戸内の幸を活かしたお弁当を食べました。
この時期ならではのワタリガニやシャコに皆さん舌鼓を打っていました。
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食後は、福田富男先生(吉備国際大学)によるお魚の解説がありました。
ナマコやウニ、貝類など、普段食卓に上がらない魚介類の解説もあり、
海の生きものの多様性を感じることができました。
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最後は、今日の体験で感じたことや気づいたことを
大切な人に届けようということで、絵手紙づくりを行いました。
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皆さん一生懸命思いを込めて描いていただきました。
とても素敵な作品ができました。
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参加者からは、「子どもの目が輝いていた」、「帰った後もまわりの方に
こういうことがあったと話したい」といった感想をいただきました。
漁業体験や、絵手紙を通じて海に関心を持ってくれる人が
たくさん増えることを願っています。
※本イベントは、「海と日本プロジェクト2016」(日本財団)の一環で開催しました。
