34名の方にご参加いただき、倉敷市職員と市民・NPOのみなさんが
ともに学びあいながら話し合い、互いの交流を深めました。
テーマは、水島の持つ資源や要素を活かした新しい学びづくり
~多様な力を集めて、子どもの学びを支える~
西村仁志さん(広島修道大学教授)の講演「環境学習に多様な力を結集しよう」では、
住民と市民の違い、協働・協同・共同の言葉の持つ意味、市民参加の段階性など
多様な力を結集するうえでの基礎となる考え方を学びました。
協働(パートナーシップ)の原理としては、共通の目標をもとに対等な関係があること
そのうえで、様々な主体と関係性をつくってつないでいくこと
具体事例を交えて、お話しいただきました。
また、協働の領域設定と役割分担の解説は、とてもわかりやすい内容で、
「自分が関わっている場面ではどうかな?」と想像しながら聞くことができたのではないでしょうか。
続いて、ワークショップ「多様な力を集めて、倉敷市環境学習センターの活用を考えよう」
倉敷市環境学習センターの現状について、所長の荻野雅士さんからレクチャー
昨年度の利用者は9,989人!とりわけ夏休みの小学生の講座参加が多いそうです。
続いて、グループ別に、「3~5年後にどうなっていたらいいと思う?」を話し合います。
グループ発表!
6グループでたくさんの「こうなっていたらいいな」が発表されました。
後半はこの「こうなっていたらいいな」アイディアのうち、6つを厳選し、
具体化するための方策について、話し合います。
自分の好きなテーマの机に移動、グループメンバーが入れ替わります。
こうならいいな1◆小学生向け出前講座がもっとできるようになっている
こうならいいな2◆市内の環境団体の情報交流の拠点
こうならいいな3◆常設展示を充実させる
こうならいいな4◆企業の最先端環境技術が集積している
こうならいいな5◆完全循環式カフェの実現 (循環→巡という字を希望)
こうならいいな6◆ボランティア育成・指導者育成
グループによっては、すぐに実現できそうなほど、具体化したイメージも。
13時からスタートした懇談会は、あっというまに4時間たって17時5分前に終了。
みなさんの知恵・方策がたくさん集まりました。
倉敷市環境学習センターの活用には、水島ならではの環境学習が大事、
ここでしか学べないことを提供したほうがいいという意見も参加者から聞くことができました。
倉敷市環境学習センターが水島の場所にできたのが、2012年。
みんなで利用し、支え、つくりあげていく過程を一緒に行うことができればと思っています。
講演頂いた西村先生、ご参加いただいた皆様、参加できなかったけれど、気になっていたよと気持ちを寄せてくださった皆様、ありがとうございました!!