みずしま財団では、地域のイベントや各病院で開催されている呼吸器患者さん向けの教室の情報を収集・発信することで、地域全体で、呼吸器患者さんを早期発見し、地域で支えることができるネットワークづくりに貢献したいと考えています。

20141112日午後23時、(一財)淳風会倉敷第一病院で開催された第6回呼吸器患者教室に参加してきました。今回は感染症がテーマでした。

案内板が入口、エレベーター前など適所にあって、会場までの順路がとてもわかりやすいです。

 

今日の患者教室は、講演と座談会、ストレッチの内容。

参加者がとても多く、呼吸器に関心が寄せられていることを感じました。
「少しでも楽に毎日を過ごしたい。」
「これ以上悪くしたくない。」
ご本人や家族にとって、切実な思いです。

 まずは、呼吸器内科医師 原宏紀先生の講演からスタート。

 

   呼吸器に疾患のある方が急激に悪くなる急性増悪(きゅうせいぞうあく)は、秋から冬にかけリスクが高まる。それは、感染症があるからです。

風邪を引くなどの増悪をきっかけにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんはどんどん病気が進行してしまいます。ですから、まずは予防が大事です。

感染予防には

・人ごみに行かない。
・手洗いをする。
・うがいをする。
・外出時にはマスクをする。
・ワクチン接種をする。インフルエンザ(毎年)と肺炎球菌(5年に1度)
 
肺炎球菌ワクチンは平成2610月~高齢者を対象とした定期接種となったそうです!
65歳になる方から5歳刻みに対象となっています)

先生の講演後には、質疑応答、最後に呼吸リハビリテーションガイドブックに

掲載されているストレッチをしました。

 

 吐いたり吸ったり、呼吸をゆっくりしながら、
それに合わせて身体を動かす。心身ともに気持ちが良いです。
患者さんにとって、
このような体操が一緒にできる機会があるといいなと思いました。

                   記録みずしま財団藤原