倉敷市水島地域に学ぶ 環境と経済の共生と題した、
岡山大学キャンパスアジアのサマースクール。
昨年に引き続き、今年も水島で受け入れました。
2014年8月7日木曜日に、日・中・韓の大学生・院生と教職員のみなさん40名が水島で学びました。
今年は初めて、通生(かよう)地区の宮の鼻で、レクチャーを岸本務さん(通生奥地区地区長)にお願いしました。
かつての豊かな海と暮らしとのかかわり、コンビナート開発による暮らしと景観の変化を瀬戸内海の多島美が左手に、コンビナートを右手に一望できるこの場所で、お話をうかがいました。
塩生(しおなす)海岸が埋め立てられる以前の写真も持参いただき、感謝です。
つづいて、
三菱自動車工業水島製作所の見学をしました。
生産の現場を見て、解説を聞きました。
三菱自工では、韓国の出身で、現在は三菱の社員として働く呉さんから、
ご自身の考えるグローバル人材についてのお話をいただきました。

お昼には、玄米食堂 元気屋さんのお弁当!
材料は県内でとれたものを直接仕入れ、調味料も極力気を付けられているとのこと。
さわらのホイル焼き、とってもおいしかったです。
昼食後、レクチャーの合間に、
「公害と子どもたちの暮らし」の展示をじっくりみる留学生の姿がありました。
感想:環境問題は自分だけでなく次世代につながるので大きく問題視しなければならないと思った。
午後のレクチャー、みずしま財団の塩飽研究員「経済発展に伴う環境問題」
地域開発と公害の歴史、克服のために努力してきた内容、さらに、
企業・行政・市民が協働してつくった未来ビジョンの説明もします。
続いてのレクチャーは、
倉敷市環境学習センター今田さん。
「倉敷市の環境学習・環境監視のとりくみ」をお話。
グループワークでは、
金美徳先生(多摩大学教授)による進行です。
「日中韓の経済発展と環境保護のあり方」をテーマに、
話し合いアイディアをまとめます。ぐっと短い時間に、集中して考える。
「こういう経験はとても大事、就職活動でもこういうのありますよ!」と、金先生から。
集中して、アイディアをひねりだして、コミュニケーションをとってまとめて、発表する。
みなさん集中して頑張りました!!
それぞれの国の抱える課題を共有し、よりよい環境を作っていくために
日・中・韓が”協力する”というキーワードがとても印象的でした。
教育が大事だの発言もありました。
発表への評価は、教職員とみずしま財団スタッフ。
もっとも評価の高かったグループには、「第2回キャンパスアジア・グループワーク最優秀賞」という”名誉”が送られました。
追記:個人的には、発表順をきめる金先生のあみだくじが、今年もだ!
とおもって、おもしろかったです。
研修のお問い合わせは、いつでもどうぞ。
みずしま財団 電話 086-440-0121