今年度も、川崎医科大学の見学実習受け入れを行っています。

昨年度に引き続き、川崎医科大学の見学実習の受け入れを行っています。
これは、川崎医科大学の医学・医療ユニット科目の見学実習(全7回)の
一環として実施されるもので、川崎医科大学の4年生約100人が
5回に分かれて、水島地域を訪ね、水島の歴史や公害問題について学びます。

4月16日に、今年度第1回目を行い、36名の参加(引率2名含む)がありました。

本見学実習は、「水島の経験を未来へ活かす」をテーマに、
鴨ヶ辻山からの視察、公害患者さんとの懇談、
公害医療に携わった医師のお話といったプログラムになっています。

今回は、3名の患者さんに当時の様子や公害病の苦しさなどについて
お話をいただきました。


公害医療に携わった医師のお話は、

水島協同病院院長の里見和彦先生にしていただきました。

鴨ヶ辻山の展望台からは、公害対策として設置された集合高煙突が
現在でもその役割を果たしているのか、といった質問がありました。
患者さんや里見先生との懇談でも、気管支ぜん息の苦しい時間帯や、
医師の裁判への関わりなど、熱心に質問をされていました。

水島地域の経験を基に、病気とその背景にある地域との関わりなどに
向き合って治療に取り組む、そのきっかけになったのではないかと思います。

次回は、5月14日です。