「つながる環境教育の輪」がテーマ

環境団体だけでなく、
小・中・高校の先生や行政・企業の方の参加もあり
140名を超える方との、交流・学び合いの場。

熱気あふれる会でした。
私たちにとっては懐かしい顔との再会、新しい出会いがあり、
楽しい一日となりました。


午前中には講演があり、
「環境教育の可能性」と題して、
広島修道大学西村仁志先生のお話し。

今までの環境教育が持続可能な社会を実現するための
教育的実践になっているのだろうか、
不十分だとすればどのような展開の可能性があるだろうかという問題提起。
脱政治化、脱社会化のながれで家庭での心がけという環境教育に
逃げてしまったことへの反省から、社会の構造と私たち自身の価値観という
深い根源的なところへ批判の目を向けていきたい。

具体的事例として、公害地域の今をたずねるスタディツアーのお話もされました。

交流の時間には
みずしま財団は展示をだして、
ブースに来てくれた方に説明しました。


事例発表には、矢掛中学校の室貴由輝先生が
「学校と地域とつなぐ環境教育」と題して発表。
環境から地元学への発展のお話や、
卒業生が大学を卒業後、就職で帰ってきて、働いていること、
のお話が印象深かったです。

パネルディスカッションでは、
急きょ、財団スタッフ藤原もパネラーの一人に。
参加者も4人づつグループで話し合いました。

この写真、チカクの赤木さんがとってくれました

①環境教育で伝えたいメッセージ
「社会は変えられる」
「支えられて生きていること」
「選択する」
「地域と世界のつながり」
「自らが判断して行動する」などなど
②現状の環境教育の問題点は?
「無関心」
「しくみがない」
「政治的アクションにつなげられていない」
③環境教育をよりよいものにするために必要なこと
「タブーのない議論」
「学校を支える地域というスタンス」
「環境破壊についての無知である自分を自覚」
「解決型の発想」
④協働のためにのりこえないといけないこと
「互いを知る」
「時間」
「もう一歩聞く姿勢」
「相手の枠組みを理解する」
⑤素敵な協働のために必要な事
「目的の共有」
「おもいやり」
「尊重」
「スキルを出し合う」
「お金」
「相手をリスペクト」

非常に濃い一日でした。スタッフのみなさん、参加者の皆みなさんお疲れ様でした。