水島地域で、環境学習や教育旅行をテーマに、市民団体・大学・企業・行政など様々な主体が集まって将来ビジョンについて話し合う協議会のキックオフ会議を8月19日(月)に開催しました。

これは、環境省の「平成25年度 地域活性化を担う環境保全活動の協働取組推進事業」として取り組むものです。

協議会には、市民団体・大学・企業・行政の関係者のほか、オブザーバー、事務局も含めて19名の出席がありました。

協議会の座長は、西村仁志氏(広島修道大学准教授)です。

座長の進行の下、第1回目ということで、自己紹介と水島に対する各自の想いを共有するために以下の3点を紙に書きだすワークを行いました。

①みずしまの好きなこと、ものを3つ
②私が思うみずしまの価値
③私がこの協議会に期待すること

①は、コンビナートの技術や夜景をあげる方が多かったですが、

緑が多いといった意見や、蓮の花、そのなかを抜ける道もありました。

(水島では鶴新田という地区でれんこんがたくさん作られていますので、今の時期花がきれいです。)

 

また水島は安くておいしいお店がたくさんあるなど、「食」を挙げられた方もいて、改めていろんな見方に気づかされました。

②では、公害の克服や、環境最先端都市、監視体制の充実など環境面での価値が中心ですが、その他、人材の集積や新しい創造のできるまちといった意見もありました。

その後、みずしま財団から「水島が持っている環境学習・教育の効果と可能性」について提案を行い、メンバー間での意見交換を行いました。

メンバーからは、
「水島での被害者救済や企業の技術は、重要な学びのポイントになるが、工場見学だけでは学べない」
「水の循環の視点が大事だ。高梁川の上流、中流域にも創造力を発揮できるように」
「しっかりしたビジョン作りのためには、それぞれの立場での努力が必要」
「漁協では、保育園や小・中学校の受け入れをしているが、先生が一番喜んでいる」
といった意見が出されました。

今後は、環境学習や工場見学、研修、エコツアーの実施状況の情報収集をして、協議会メンバーと共有、組み合わせによって新たに生まれる効果と可能性について検討しながら、水島の新たな将来ビジョンについて議論を進めていきたいと思います。

次回は11月19日(火)です。