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本日のテーマは、「日中韓三国の経済協力と東アジア」です。日本(岡山大学)、中国(吉林大学)、韓国(成均館(ソンギョンガン)大学)から26名の学生と岡山大学国際センターの教職員3名のみなさまが水島に来られました。
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8月15日、今日はたくさんの方が犠牲となった第二次世界大戦が68年前に終わった日。慰霊の日であり、未来の平和を築く日です。東アジアの未来を築くには若い世代が、直に顔をあわせ、対話をすることがとても重要。岡山大学のキャンパスアジアはそれを実践しています。
日中韓3国の学生が、環境と経済をかんがえ、ともに未来の話をすることが、水島というフィールドで、体験していただく日となりました。
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岡山大学を出発して、まず向かったのは、水島コンビナートにある、JFEスチール株式会社西日本製鉄所。鉄が生まれる瞬間や圧延の工程を見学、水循環の環境技術について説明を受けました。
JFE担当者に話を聞く
 
工場見学後、環境学習センターに移動。
倉敷市環境学習センターでは、「倉敷市の環境監視の体制・環境学習について」今田吉信氏から、お話を聞きました。
経済発展に伴う環境問題として、みずしま財団専務理事が、水島の経験をお話ししました。

「経済発展に伴う環境問題を学ぶ」太田映知みずしま財団専務理事
多摩大学の金美徳教授の進行で、ディスカッションの時間。
テーマは「アジアの経済、企業と環境のあり方」
金教授は、
「今の時代は、環境を考えない人は、ビジネスをまったくわからない人」
「環境対策をする企業には、投資家が判断して投資する。反対に環境を考えない人は、投資を受けられない、今の時代は当然です」
「就職するときには、こういう集中したグループワークがいるよ。」
と、びしびし時間を進行。
こういう集中した感じ、いいですね!
日中韓の学生は、4つのグループに分かれて “超”集中した議論を展開。
フィールドワーク・工場見学・講演を聞いた内容を生かし、どんどん意見だしをします。
 
グループの発表順は、
金教授曰く、「日本式の決定法」あみだくじで。
審査員は、金教授、岡大学の白准教授、みずしま財団の太田、藤原、塩飽の5名です。
プレゼン時間は、2分
各グループ一生懸命に自分たちの意見をアピールします
審査の結果、何と同点で2グループが優勝。みなさんお疲れ様でした。
日中韓3国の学生が、環境と経済をかんがえ、ともに未来の話をすることが、水島というフィールドでできたこと、大変貴重な機会で、こちらも勉強となりました。ありがとうございました。明日は、倉敷町家トラストの中村泰典さんに案内していただき、美観地区でのフィールドワークがあります。こちらも楽しみです!